聖護院門跡は修験道のお寺。一般的には地名としての聖護院、お菓子の「聖護院」、宿泊と料理の「聖護院御殿荘」のほうが馴染みがあるかも知れませんね。
内部は通常予約拝観ですので気軽に入ることができません。しかし、節分の日は一般開放、だれでも入れるのです。
こちらが、通常は入ることができない宸殿「聖護院旧仮皇居」。
宸殿前のウメの花も咲き始めています。ご供物でしょうか、酒樽が山積み。華やかですね。
宸殿前にいらっしゃった修験僧のかた。ろうそく1本につき50円を収めると、このかたが「ろうそく1丁、ただいまのろうそくの施主、家内安全、息災延命、身体健勝、守らせたまえ、、、」と祈祷してもらえるのです。
ご祈祷の様子はムービーでご覧ください。
宸殿に上がりました。お寺の方から「今日だけしか内部が見れません。ゆっくり見て行って下さい。」という言葉に励まされ、奥の奥まで見させていただきました。写真もたくさん撮りました。
ほとんどの方は上がって正面のご本尊にお参りするだけで、そのまま出られますが、私たちは奥まで進みます。
聖護院の見所のひとつは襖絵です。たくさんの狩野派の襖絵を間近に見ることができました。ここは「聖護院旧仮皇居」として国の史跡に指定されています。建物自体は重要文化財です。
「上段の間」です。皇室の方のための部屋。ここに仮御所当時の玉座があります。絵は狩野益信によるもの。
中庭が見える廊下に出ました。右手は不動堂、本尊の不動明王立像を安置します。廊下伝いに行ってお参りしました。外から直接上がってお参りも出来ました。
左の建物は「書院」、江戸時代初期に御所から移築されたもの。重要文化財です。ここは公開されていませんでした。
建物の随所に見られる金具のデザイン、まさに門跡ですね。
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