「朝日神明宮・茅の輪くぐり」
2017年6月30日 撮影
ASAHI-SHINMEI SHRINE, Kyoto - June 30, 2017
|
|
朝日神明宮(あさひしんめいぐう)貞観年間(858-876)丹波国桑田郡穴生村(現亀岡市)に創建。1572年に現在地へ移転。祭神は天照大神。かつては広い社域があり「幸神(さいのかみ)の森」に覆われていたという。
・京都市下京区下鱗形町,麸屋町通五条上ル
・TEL. 不明
・市バス「河原町五条」下車 2分
・境内自由
|
朝日神明宮は五条通から麩屋町通を少しだけ上がったところにあります。6月30日「夏越の大祓」の日の参拝レポートです。写真は五条通から北に向かって麩屋町通を眺めたところ。水色の雨傘が見えますね。こちらが朝日神明宮です。
朝日神明宮は平安初期、倭姫命(やまとひめのみこと)のお告げによって丹波国桑田郡穴生村(現亀岡市)に創建されたとか。室町時代にこの地に遷座され、当時は松原通まで社域があったといいます。のちの時代の度重なる大火によって近世には現在ほどの小さな境内になったようです。日本史との関わりをいろいろ調べてみたのですが、歴史にはほとんど登場してきません。
門柱は鳥居型、そして奥の鳥居も特徴がありますね。
境内が狭いため茅の輪くぐりの左回りが難しい。なお朝日神明社の「夏越の大祓祭」は午後1時からとのことでした。
こちらが本殿です。屋根は茅葺きになっていますね。小さいながらもしっかりした社殿です。お賽銭を入れようと見回しても見つかりません。よく見ると左側に縦長の箱があって、これが賽銭箱のようでした。なお、本殿の裏手には末社「幸神の社(猿田彦社)」があり都を守るお猿さん像も祀られています。
手水舎です。水受けを見ますと明治13年と刻まれており歴史を感じさせますね。
夏越の祓 ミニ知識
「夏越の祓」は、一年の前半最後の6月30日に行われる行事。半年間のけがれを祓い、残り半年の厄除けを祈願する神事。
茅の輪
神代の昔、素盞嗚命が旅の途中、一夜の宿を求めてある兄弟に乞うたところ、裕福な兄の巨旦将来には断られたが貧しい弟の蘇民将来は手厚くもてなした。のち、素盞嗚命は恩返しとして「茅の輪を腰につければ厄災から逃れられる」と伝えた。蘇民将来の一家は教えに従ったところ疫病から逃れることが出来たという。この言い伝えに習い、夏越の祓では茅の輪を作り身につける。
茅の輪くぐり
「水無月の夏越の祓する人は、千歳(ちとせ)の命延(の)ぶというなり」と唱えながら大きな茅の輪を「左回り右回り左回り」の3回くぐったあと本殿でお参りすることによって半年のけがれを祓うことができる。
人形(ひとがた)
夏越の祓で行う厄払いの儀式。人の形を模した白い紙に氏名と年齢を書き、息を吹きかけて体を撫でて罪やけがれを移し、それを身代わりとして焼いたり水に流すことによって厄を落とす。
ブログランキングに参加中
気に入って頂けたら
クリックお願いします
Ads by Google