明王院不動寺「石不動」
2009年11月3日 撮影
Fudoji Temple - November 3, 2009
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明王院不動寺(ふどうじ)、真言宗東寺派、本尊は弘法大師作の石造不動明王。通称「石不動(いしふどう)」。豊臣秀吉が聚楽邸にこの石不動を持ち帰ったが夜ごと霊光を放ったのでここに戻した、と言い伝えられる。不動寺そのものは、930年に、道観大徳(どうかんだいとく)により開山された。そもそもこの地は桓武天皇が平安京を造営するとき、東西南北4つの磐座の下に悪鬼を退散させるための一切経を埋めさせた。そのひとつがここ「南岩倉」である。京都御所を守護するため北向きとなっている。
・京都市下京区松原通石不動之町
・TEL 075-771-4874
・市バス「河原町松原」下車徒歩5分
・境内自由
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松原通を夜歩いていて「石不動さん」が何となくいつもと様子が違うことに気付きました。翌日、それを確かめるため再訪。なんと、周囲の塀がすべて取り払われているではないですか!
「塀の改築ですか?」とお寺の方に伺いました。すると「車にぶつけられて壊れてしまいました。」というお返事、詳しく事情をお聞きしたところ、前に停まった車がクラッチの入れ間違いで急発進し、塀に衝突。修理できないほど壊れてしまったので再建することになったとのことです。
「大正2年以来、100年ぶりの改築ですよ。」とのこと。石不動さんは平安遷都以来ここにあるお寺ですから、1200年の歴史の中ではいろんな事があるんでしょうね。今回は名物のニャンコちゃんに会うことが出来ませんでした。
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