閉館も間近いので訪問しました。偶然「京友禅フェア in 四条京町家」が開催されていて、職人さんもいらっしゃって「手描き友禅、型友禅、紋章上絵」を体験することが出来ました。
町家そのものは百年近く経過しているにもかかわらず大変良く保存されています。
ここから京友禅の体験記です。まず「紋章上絵」から。文化庁により日本の無形文化財としてしていされています。着物に家紋を入れる技術です。ここでは着物ではなく小さなうちわをに家紋を入れます。ご指導は「坪内紋上絵店」さんでした。
こちら(右上)が完成したミニ団扇。家紋は型紙を使い、朱を刷毛のようなもので叩くように押しつけて着色します。
次は「手描き友禅」の体験です。指導は「北野紅梅染・梅染研究所」の山本晃さん、京都府伝統産業優秀技術者の米谷稔さんです。
縁取りのみの下絵に筆を使って染料を埋めていきます。色の選択はそれぞれに任されますので、ここは腕の見せ所。枠からはみ出さないように、にじませないように。筆の使い方を細かくご指導いただきました。
グラデーションには苦労。先生のご指導によりなんとかできました。
最後にドライヤーで乾かして「手描ハンカチ」の完成。1時間弱のスピード仕上げでした!
先生と一緒に記念撮影。ハイ、パチリ! 左は米谷稔さん、右は山本晃さん。
最後は「型友禅」の体験です。型紙を使って多色刷り。何色も染め重ねます。
こちらは2009年12月31日の写真です。玄関に門松。
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