四条通から寺町を下がってすぐのところに立派な神社があります。こんな洛中の密集地に立派な神社、どんないわれがあるんだろう、と参拝しました。ここは「京都大神宮」その名称から、伊勢神宮の流れのようです。
こちらが本殿ですね。唐破風が立派。
本殿左手に朱印授与窓口がありましたのでお願いしました。そこで頂いた由緒書きによると創建は明治に入ってから。ときの政府による廃仏毀釈運動の一貫でしょうか、江戸末期まで盛んだったお伊勢参りが出来ない人たちのために、全国都道府県に遥拝所を設置したそうです。こちらはその一つ。ですので1200年の京都においてはできたてホヤホヤの新しい神社といってもいいでしょう。本殿は一条家の玄関及び書院を移築したものだそうです。
アニメ調の巫女さんは京都大神宮のイメージキャラです。
本殿から境内全体を眺めました。立派な手水舎が見えますが、そのうしろが寺町通です。
手水舎(てみずや)は立派です。水盤は伏見城にあったものが寄進されたのだとか。なお「学校法人京都精華学園」はもともと京都大神宮が創立した精華女学校が発祥だそうです。京都精華大学など大躍進してますね。また、日本で最初の神前結婚式がおこなわれた(明治15年)のもこちらの神社だそうですよ。知名度の低い京都大神宮ですが、いろんなもののルーツなんですね。
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