子供たちにとって蒸気機関車は「夢」、団塊の世代にとっては「ノスタルジー」。「梅小路蒸気機関車館」は京都駅の西、梅小路公園の西の端に位置し、あらゆる背臥位の見学者で賑わっています。日本の鉄道史を飾る18両の蒸気機関車を動く状態で保存しています。
ここが入り口、古風な建物ですね。実は100年以上前に建てられた二条駅舎を保存のためこちらに移転してきたものです。京都市の有形文化財。
車両が保管されている「扇型車庫」を抜けると、、、
有名な「転車台」です。
転車台を取り囲むように放射状に広がる線路。その半分を覆うように扇型の建物、柱の間に蒸気機関車が顔を並べています。
なお扇型車庫の建造は1904年、國の重要文化財です。20両の機関車を収納でき、現在も機関車の整備が行われています。
左は「SLスチーム号」、体験乗車のための機関車です。D51型200号機ですね。現在まで既に255万キロを走行しているとのこと。1938年、国鉄浜松工場で製造、重量は125トンです。なお、運転は1日3回ですが祝日は増便されるようです。詳しくは公式ホームページで。
機関車の運転席に登って機関士の気分を味わうことも出来ますよ。
時間がなくて駅舎内の見学は出来ませんでしたが、資料展示館になっていて、蒸気機関車の歴史、構造、走る仕組みなどが易しく解説されています。ミュージアムショップもありますよ。
蒸気機関車ファンならずとも日本の鉄道史を振り返りつつ、モンスターサイズを蒸気機関車に直接触れて実感できる日本最大の施設ですので、神社仏閣の観光の合間に気分転換で訪問してみては。見学所要時間は1時間程度です。