島原の輪違屋、特別公開

2014年9月5日 撮影
WACHIGAIYA, Shimabara Kyoto - September 5, 2014
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輪違屋(わちがいや)、島原のお茶屋。創業は1688年、現在の建物は1857年建造。当初は置屋、1872年より置屋兼お茶屋となり、現在も営業中。芸舞妓は抱えず太夫のみ抱える。
・京都市下京区西新屋敷中之町114 map
・TEL. 075-343-0264
・JR嵯峨野線「丹波口駅」下車 南に徒歩10分
・通常は外観のみ見学可、駐車場なし


島原の「輪違屋」は現役のお茶屋さん、創業以来320年間ものあいだ営業を続けています。通常は一般公開されていませんが、「2014年 京の夏の旅」として特別公開されましたので、さっそく拝観しました。写真レポートします。

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玄関で拝観受付を済ませ、黒塗りのかまちを上がります。なお、1階部分は撮影可能でした。

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まずは、1階部分を拝観します。輪違いののれんをくぐって奥に進みます。

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1階には3間あって、それぞれ説明員のかたから詳しく説明がありました。周囲は庭で囲まれています。

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フスマが外されていますが、手前に一間、向こうに2間です。

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この屏風に書かれた書は新選組・近藤勇局長のものだそうです。

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そして、フスマには太夫による書(手紙)が貼られています。

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振り返るとマリア灯籠(右側)のある庭。

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見てはっきりそれとは分かりませんが、灯籠の下部にマリア像が掘られています。

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庭を挟んで向こう側にも部屋が見えますが、こちらは公開されていませんでした。なお、特別公開中も輪違屋としての営業は行われていて、公開時間が終わると慌ただしく営業のための準備が始まるそうです。今回公開された部屋にはエアコンが完備しておらず夏季期間中はとても使えないので、別の部屋での営業となるそうです。

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次に、2階の説明がありました。玄関脇に、2階に上がる広い階段があります。2階には数部屋あって、それぞれ「傘の間」、「椛の間」など説明がありました。階段を登り切ったところにギヤマン(ガラス)のドイツ製ミラーボールが吊り下げられていて、これで部屋の出入りが一目でわかるようになっています。勤皇派と幕府側が顔を合わせないように監視したとか。

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なお、建物は1857年の建造、京都市の指定登録文化財に指定されています。

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