「桜満開の亀山公園」2018年3月30日 撮影
Kameyama Park in Arashiyama, Kyoto JAPAN - March 30, 2018 | |
亀山公園は、京都嵐山の保津川に面した小高いところに位置し、嵐山公園の一部。春は桜、秋は紅葉の名所。公園内には亀山天皇ほか3天皇の火葬塚、角倉了以像、周恩来の「雨中嵐山」石碑などがある。展望台から保津川の眺めが良い。 |
嵐山といえば京都きっての観光人気スポットですが、どちらかというとモミジのシーズンに人気があって桜はそれほどでもない、というイメージをお持ちでしょうか。実際、渡月橋の界隈を歩いても観光客の数で言えば紅葉シーズンが一番でしょうね。
そうは言いながら嵯峨嵐山エリアの桜の名所はいくつかあります。ここ、亀山公園もその一つ。今回は大河内山荘側から入り展望台経由、大井川遊歩道に降りる、というルートで散策しましたのでレポートします。
亀山公園のお花見は50年ぶり、と書けば歳がバレてしまいますが、満開の桜の下でお弁当を広げた若い頃のかすかな記憶が蘇ります。その時は空が見えないほどの桜、というイメージだったのですが今見てみるとそれほどでもありません。まずは展望台に登りましょう。
亀山公園の最大の魅力はこれなんですよね。対岸の嵐山と、その中腹の大悲閣千光寺、そしてふもとの星のや、さらに下を流れる保津川と川下りの船。山はあちこちがピンクに染まっています。
千光寺を中心にアップしてみました。本堂の背後に大きな満開の桜が見えます。
もう少しズームアップ。
最大限ズームアップ、約30倍の望遠でこんなに大きく見えました。きれいですね!
展望台からの眺望を堪能したのち、来た道を戻ります。はるかかなたに京都タワーが見えています。方角的には南東でしょうか。
ミヤマツツジ?の上に京都タワー。
こちらも最大限ズームアップしました。
北東の方角を眺めると比叡山が望めました。
亀玉公園の東側外周道路を降りていきます。途中に見事な枝垂れ桜が。
この道沿いに3つのメニュメントを見ることが出来ます。ひとつ目は「津崎村岡局の銅像」、幕末、尊王攘夷派の公家や西郷隆盛を助けた女性です。
ふたつ目は「角倉了以像」。角倉了以といえば戦国時代から江戸時代初期にかけて京都において様々な公益事業を成した人。最初は大正元年に建立されましたが現在のものは2代目。「京都三大銅像」の一つとされています。
3つめは「周恩来総理詩碑」。周恩来氏は大正期に日本で学び、最後の半年は京都で暮らし、帰国前に嵐山を訪れて「雨中嵐山」の詩を残しました。1978年、日中平和友好条約の調印を期に建立されたものです。
多くの観光客が散策を楽しんでいます。(外国人観光客のほうが多かったような、、)
大井川の遊歩道や川を行き交う屋形船が下に見えてきました。
川沿いの道に到着しました。公園入口を出発してここまでの散歩時間は30分ほど。ゆっくりまわっても1時間あれば充分でしょう。嵐電駅前を出発し、天龍寺を拝観、庭園を抜けて竹林の道、(時間的余裕があれば大河内山荘)、亀山公園、川沿いの道を歩いて渡月橋に戻る嵐山観光ループは完了です。
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