大悲閣は嵯峨・嵐山エリアにおける秘境です。普通の観光客は訪れません。私たちのような物好きだけです。なにしろ天龍寺前から歩いて30分以上かかります。歩く以外にアプローチはありません。タクシーも入れない辺境地です。大悲閣に向かう大堰川右岸の入口に思わせぶりな看板が。こうでもかかないと誰も来てくれないのでしょう。
遊歩道はこのように狭い。軽自動車がやっと一台通れるくらい。
途中、起伏もあって自転車を降りて、押して登りました。自転車ですので5分ほどで大悲閣への登り口に到着。今は営業していない「嵐峡館」もひっそりとたたずんでいます。
対岸から見るとかなり高いところに大悲閣はありましたので覚悟して登り始めました。でも10分かからず大悲閣に到着!
大悲閣は角倉了以(すみのくら りょうい)が河川工事を協力した人々の菩提を弔うため創建したお寺です。
本堂にはちょっと怖い感じの角倉了以像が安置してありました。また本堂は崖っぷちに建っていて、崩落しそうですこし不安です。
本来は拝観料400円ですが、写真の庵?にいた方に(お寺の方ではない)拝観料を渡そうとしたところ、今日はお休みですので不要です、とのことでした。せっかくですので拝観料分をお賽銭としました。
鐘楼の鐘は「ひとり3回まで自由におつき下さい」とありましたので、つかせていただきました。対岸まで響き渡ったことと思います。
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