ネットの紅葉情報で確認すると大覚寺はすでに「散り紅葉」となっていましたが、「散りもみじもまた一興」とばかりに見物してきましたのでレポートします。訪問したのは12月4日です。シーズン中は大沢池の外周に入るところに「拝観受付」が設置されますが、紅葉は散ったということですでに撤去されていて無料で自由に出入りできました。
全盛期は終わったかもしれませんが、結構紅く残っています。では大沢池を時計回りに一周したいと思います。今日は大覚寺の寺院内拝観はしません、
見晴らしデッキ横の紅葉はまだ大丈夫。
本堂周囲全体で言えば70%散って30%残っている、という感じですかね。
多宝塔の周囲も同様です。
半分残って半分散った、というところでしょうか。
まだ見頃の紅葉をうまく使い、こうやって撮影すれば映えますね。
池の北側にもみじのトンネル。「名古曽滝跡」に向かう散策路です。
この付近のカエデは紅葉が遅いようです。いまがピークでした。
逆向きに眺めました。いくぶん散ってはいますが、見応えする紅葉ですね。
「大沢池」です。うしろは嵐山。この池は、中国の洞庭湖を模して平安時代前期に嵯峨天皇によって築造されたものとされている人造湖です。中秋の名月の頃には舟を浮かべて催される「観月の夕べ」が有名ですね。
対岸をズームしました。「望雲亭」と船着き場が見えます。岩の上にはダイサギ。
池の東側から南側にかけての散策道はおおむね見頃の紅葉です。
池の水面に目をやると、、、「なんじゃこりゃ!」
乾燥した蓮の花が規則的に並んでいたのでした!
「名古曽滝跡」の石碑です。小倉百人一首にも「滝の音はたえて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ」と読まれました。大沢池の築造と共に滝も造られ、現在は石組みが遺構として残っています。大沢池とともに「国の名勝」に指定されています。
散りもみじがきれいです。先に進みましょう。
湖面に覆いかぶさるモミジ。
池の周回路を南側までやってきました。対岸に「心経宝塔」。この朱塗りの塔はいまや大覚寺のシンボル的な存在になっていますが、実は1967年に建造された新しいものです。
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