法金剛院から歩いて来ました。JR山陰線をくぐり、住宅地の間を抜けて10分弱です。ここが木嶋神社です。「蚕ノ社」と呼んだほうが一般的には通りが良いですね。
この神社は秦氏が祀った平安京以前の古い神社であること、三本足の珍しい鳥居があること、さらにこれらは古代ヘブライにつながりがある、など様々な推論がなされていることでも知られています。
普通、神社には必ず手水舎があり手を清めてお参りしますが、ここ木嶋神社にはそれが見当たりませんでした。単に見逃しただけなのか、それとも本当にないのか。この写真は社務所の前にあったもの。手水鉢でしょうか?
神社を覆う森は「元糺の森(もとただすのもり)」と呼ばれています。かつて(8世紀以前)は「糺ノ森」でしたが、嵯峨天皇の時「糺」を下鴨神社に移転し、ここは「元糺」と呼ばれるようになったといいます。
社殿です。双葉葵が描かれていますが、賀茂との深い関係を示しています。
有名な鳥居へは、社殿左側にあるこの鳥居をくぐります。
水はかれていますが池があります。「元糺の池(もとただすのいけ)」
池の中に三本足の「三柱鳥居」があります。北は双ケ丘、西は松尾大社、東は稲荷大社、3つの方角に向かって拝むことができます。京都三珍鳥居のひとつ。
参道から左に入る小道、ここに「椿丘大明神」があります。稲荷社ですね。
半地下の祠のような所に祀られています。
参道を逆進し、嵐電、蚕ノ社駅まで来ました。通常は、蚕ノ社駅に降りたって正面に見える鳥居まで進み、ここから蚕ノ社を参拝するというルートが一般的でしょう。今回は参拝後に鳥居をくぐることになりました。
嵐電、蚕ノ社駅です。
嵐電に乗って四条大宮に向います。今日は宵々々山ですので。
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