第45回「京の冬の旅」として妙心寺の塔頭・海福院が特別公開されました。内部は写真撮影禁止のため外観のみ掲載します。
寺内には見どころがいくつかありました。押入れの中に格納され通常は見えないように隠されている茶道具。大徳寺と違い妙心寺で茶をたしなむことははばかられる時代があったとか。そのときのなごりです。(写真は方丈前の庭)
狩野探幽がこちらに訪問した際、お酒をいただいた勢いで真新しい唐紙の麩に猿回しの絵を書き、戻ってきた住職に叱咤されたという襖絵もありました。(写真は円山応挙がデザインした手水鉢)
福島正則が賤ヶ岳の戦いで使った槍も鴨居に掛けてありました。こんな長いものを振り回してよく戦えたものだ、と説明員の方がおっしゃってました。他には、大きな貝でできた陣中杯がありましたが、血痕が残っているとか。確認できませんでしたが。
こちらが境内にある福島正則のお墓です。
Ads by Google
|