通常は非公開ですが、妙心寺花園会館が主催する「閑寂の禅・宿泊+特別拝観付きパック」を利用しました。外観写真は撮れなかったのでパンフレットで。
案内のお坊さんに連れられて開山堂に入りました。「神聖な場所ですので、撮影はご遠慮下さい。」でした。
まず、開山堂の前に行き、全員で般若心経をあげました。(開山堂はこの勅使門の後ろに屋根だけ見えています。)
案内のお坊さんから開山堂の説明を聞き、まだ一度もろうそくの火が絶えたことがない話に感動。輪番制で妙心寺塔頭のお坊さんが開山堂の世話をしているのだそうです。(写真は開山堂の外の写真ばかりですが)
こちらは玉鳳院ですが、今回は拝観できませんでした。開山堂の西側にあります。
「関山国師洗脚石」開山無相大師が嵯峨天龍寺の夢窓国師を訪問されるときには、必ず油掛け地藏尊のところまできて、前に流れる川で足を洗われました。土ぼこりで汚れたまま、立派なお堂に上がることを気づかわれもし、また小僧さんに洗脚のための手間をかけることを気の毒に思われもしたのでしょう。
のちに天龍寺の僧侶が気づいて、大師が先脚しやすいように、川のほとりに石を置きました。この石のことを「関山国師洗脚石」といいます。このゆかりある石は、のちに天龍寺山内の南芳院に保存されていました(正法山誌)が、明治になり今川貞山和尚により天龍寺から譲り受けられ、妙心寺山内の大龍院にうつされ庭園高台に今もなお大切に残されています。
このたび開山無相大師六百五十年遠諱大法会に際し、大龍院様のご好意により、正当忌(平成21年12月12日)までの間、玉鳳院玄関脇に安置させていただくことになりました。(妙心寺HP説明を引用)
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