「天球院」(妙心寺)

2016年1月11日 撮影
TENKYU-IN Temple in Myoshinji, Kyoto, January 11, 2016
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天球院(てんきゅういん)は妙心寺の塔頭。1631年、姫路城主・池田輝政の妹、天球院のために創建。方丈内にある金碧の襖絵と杉戸絵は狩野山楽・山雪による(重文)。
 ・京都市右京区花園妙心寺町46 map
 ・TEL 075-463-3121
 ・JR山陰本線「花園駅」下車徒歩13分
 ・通常非公開

第50回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開として妙心寺の塔頭「天球院」が公開されました。

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「天球院」は、広い妙心寺の境内の北端にありますのでJR花園駅から向かうよりも嵐電「妙心寺駅」からのほうが近いでしょう。

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天球院は姫路城主の池田輝政の妹、天球院により創建されました。妙心寺山内の塔頭としては大きな部類に入ります。室内は撮影禁止ですので参道や方丈の前庭など屋外の写真が中心となります。拝観受付のある方丈入口の華頂窓を通して前庭を眺めました。

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今回の見どころはなんといっても方丈内の襖絵でしょう。狩野山楽・山雪の作といわれています。すべて重要文化財に指定されています。

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写真なしではなかなかイメージが湧かないので、入口に立っていたポスターと入場券に写っている襖絵写真を引用します。「梅の遊禽図」です。

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本物が見られるのは今回の特別公開が最後。これが終わると複製画に置き換えられるそうです。ただ、最近の複製技術は素晴らしく一般人にはその違いがまったくわかりません。

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こちらは門から拝観受付までの参道の様子です。

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参道の脇にはいろいろ気になるものが置かれています。ひとつはこの鬼瓦。

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もうひとつは白い玉が円状に並んだもの。まさに天球ですね。

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天球はあちこちに置かれていました。これは何を意味しているのでしょうね。お寺の方に「この白い玉はどんないわれがあるのですか。」とたずねると、意外とあっさり「何も意味はありませんよ。塔頭名の球にちなんで置いてみたのです。」とお答えになるのかもしれませんね。

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