「仁和寺の九所明神」

2016年4月10日 撮影
KUSHO MYOJIN Shrine in Ninnaji Temple, Kyoto - April 10, 2016
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仁和寺(にんなじ)、真言宗御室派の総本山、本尊は阿弥陀如来。光孝天皇の勅願で886年に建設開始、宇多天皇の時(888年)に完成。皇室とゆかりの深い寺で、出家後の宇多法皇が住まわれたことから「御室御所」(おむろごしょ)と呼ばれる。九所明神は仁和寺の守護社。
 ・京都市右京区御室大内33
 ・075-461-1155
 ・アクセス 市バス「御室仁和寺」下車すぐ
 ・境内自由
 ・駐車場 あり 500円

御室・仁和寺の境内は広く、金堂、宸殿、五重塔といった仁和寺そのもの以外にも、水掛不動尊や御室八十八ヶ所霊場など関連施設もたくさん、すべてを見て回ろうと思うと1日以上かかることでしょう。このなかで、仁和寺境内でもっとも訪れる観光客が少ないと思われる仁和寺の守護社「九所明神」をご紹介します。

金堂前を右手に進み、経蔵を通り過ぎてさらに奥に進むと九所明神(くしょみょうじん)です。遠くはなれているわけでもないのにここまで足を伸ばす人は少ない。御室桜見物で境内全域がごった返しているのに、ここは閑散としています。

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立派な社殿が見えてきます。拝殿(右)、社殿(左)ともに立派ですね。境内はかなり広く、映画やテレビの時代劇でしばしばロケ地として使われるとか。

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拝殿です。

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社殿は三棟からなり、中央は本殿、八幡三神を祀ります。左殿は賀茂、日吉、武答、稲荷を祀ります。右殿は松尾、平野、小日吉、木野嶋を祀ります。以上9座を祀るので九社神社です。

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本殿は1641-1644年ごろ建立され国の重要文化財に指定されています。石灯籠は織部形。

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九所明神の創建年代はわかっていませんが、1212年に境内の南から現在地に移転したという記録があるので、創建はそれ以前。

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