仁和寺の水掛不動は菅原道真にゆかりのお不動さんです。場所は、仁和寺境内の最も奥。赤い鐘楼を過ぎて、北に向かってお不動さんへの参道が開けています。
小さなお堂にもかかわらず参拝者が絶えません。ここのお不動さんは長いひしゃくで水をかけてお参りします。
実は水掛不動よりも先に「菅公腰掛石」がここにありました。
お不動さんが置かれている大きな石が「菅公腰掛石」。菅原道真は太宰府行きを命ぜられますが、宇多法皇に直訴するため、この石に座って宇多法皇を待ったのだそうです。その後、ここに水が湧き出し、石の上にお不動さんが置かれました。仁和寺は近畿三十六不動尊霊場のひとつですが参拝場所はここです。
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