「仁和寺・満開の御室桜」

2016年4月10日 撮影
Cherry Blossoms in NINNAJI Temple, Kyoto - April 10, 2016
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仁和寺(にんなじ)、真言宗御室派の総本山、本尊は阿弥陀如来。光孝天皇の勅願で886年に建設開始、宇多天皇の時(888年)に完成。皇室とゆかりの深い寺で、出家後の宇多法皇が住まわれたことから「御室御所」(おむろごしょ)と呼ばれる。遅咲きの桜(御室桜)の名所。世界遺産に登録されている。
 ・京都市右京区御室大内33
 ・075-461-1155
 ・アクセス 市バス「御室仁和寺」下車すぐ
 ・境内自由
 ・駐車場 あり 500円

京都・西北部の紅葉の名所として平野神社、龍安寺、仁和寺がありますが、この3か所を順にめぐるルートがおすすめ。徒歩で半日コースです。満開の桜満喫ルートですね。4月の10日前後がおすすめ。早過ぎると仁和寺が開花前、遅すぎると龍安寺が散ったあと。頃合いはその年の気候によって前後しますのでメディアの桜情報に従ってください。

京都でも屈指の桜の名所、仁和寺の御室桜です。かなりの遅咲きで知られていて、ほかが終わったころ満開を迎えます。今年は開花がやや早め、ピークの日曜日、国内外から観光客がどっと押し寄せました。仁和寺の境内は、通常は立ち入り自由ですが、桜の季節のみ拝観料が必要になります。

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御室の桜は古く江戸時代から名所だったようで、貝原益軒著の「京城勝覧」には「洛中洛外一の桜」と記述されています。なお1757年以前は高貴な人のみが見物を許されていたそうですが、この年以降、一般庶民に公開されたとのことです。赤門の手前にも参道の左右に見頃を迎えた様々な桜が開花していますが、いわゆる「御室桜」は赤門の中、左手に広がっています。

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赤門を入ると「おおっ!」と歓声が上がります。真っ白な満開の桜が雲海のように広がっています。

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御室桜は背が低く、また遅咲きの理由は長らく謎でしたが、最近の研究結果によると、このあたりの地盤は固く地中深く根を広げられないためこのようになった、とのことです。

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五重塔をバックに、というのが一番絵になる構図。しかし、なかなか五重塔がピッタリ収まってくれません。

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カメラマンの皆さん、観光客をかき分けてベストポイントを探します。これは、やっと見つけて撮影した一枚。

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境内の桜はこんな種類です。里桜だそうです。花びらは大きめ。中心部がピンクだったりグリーンだったり。

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桜と同時に見頃を迎えたツツジの一種。これは色鮮やか。後ろは金堂です。境内のあちこちにアクセントを加えています。種類は「ミツバツツジ」。

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つぼみはほとんどなく、ほぼすべて開花、また散り始める前。まさに満開の御室桜、絶好のタイミングでのお花見でした。

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