桜の季節、「五智山 蓮華寺」を参拝しました。京都には蓮華寺という名称の寺院はたくさんあって、区別するためにこちらは「五智山 蓮華寺」と呼ばれています。仁和寺の東隣です。
境内に入ると石仏がずらっと並んでいます。手前の列は「五智如来石像」。
1641年、常信が蓮華寺を再興するにあたり木喰僧・坦称上人に石像の彫刻を依頼したものです。薬師如来、宝生如来、大日如来、阿弥陀如来、釈迦如来の五体でもって宇宙を表しています。
うしろの列は全部で11体の「観音坐像」。
これらの石像がこのような形で整然と並べられたのは昭和に入ってからのようです。蓮華寺は以前、鳴滝音戸山の山上にありましたが、この地に移転してきたのは1928年のこと。また、音戸山の山上のあった石仏群を収集し、修復と境内への安置を行ったのは1958年のことです。
八重の大輪桜です。
左から順に、釈迦如来、阿弥陀如来、大日如来、宝生如来、薬師如来。
五智山蓮華寺は現在、「近畿三十六不動尊霊場」の十五番目札所となっています。また境内にある不動堂において毎月28日の11時から護摩供が行われます。
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