西明寺は、神護寺と高山寺の中間にあり、三尾の1つです。今回は高山寺の広い駐車場に車を停め、高山寺表参道入り口から西明寺に向かって歩きました。
途中、国道を通らねばなりません。「清滝橋」です。ご覧のとおり歩道がないので車に注意しながら歩きます。炎天下でしたので暑かった。路上の温度計は35℃を指しています!!
途中「錦水亭」や「指月亭」などの料亭の前を通り、国道から分岐する下り坂の道に入ります。
数分で西明寺に渡る、赤い「指月橋(しげつきょう)」に到着。ここまでゆっくり歩いて高山寺表参道入り口から10分弱というところでしょうか。橋の手前の石柱には「槇尾山聖天堂」と書かれています。
参道を進みましょう。
「表門」は1700年の造営です。石段が歪んでいますが、気にしないこと。
門をくぐると、正面に本堂、右手に聖天堂。
聖天堂には聖歓喜天が祀られています。トレードマークの大根(右側)と巾着(左手)が垂れ幕にデザインされています。
本堂は1700年の造営、桂昌院の寄進によって再建されたものです。本尊の釈迦如来は運慶の作。清涼寺式の仏像で重要文化財。
また千手観世音菩薩はご本尊の右手に祀られていますが、かつてはご本尊だったそうです。これも重要文化財。
本殿の左に立つ「客殿」、皇居から移築されたものだそうです。最近アライグマの被害をうけている、と奥様がブツブツとおっしゃってました。
本堂と客殿の間の空を見上げました。鮮やかなですね。
客殿の屋根瓦には菊の御紋。皇居由来のものであることを示しています。
客殿の前を左に入っていきます。鐘楼が見えます。希望すれば鐘をつくこともできますよ。
奥にも建物が幾つかありました。庫裏や社務所などです。
奥に入れば入るだけ生活臭が感じられました。ガレージや小さな茶畑、そしてきれいな公衆トイレもありました。神護寺から歩いてくるときは、こちらから境内に入ることもできます。
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