黒部ダム(くろべだむ)、水力発電を目的として関西電力により黒部川上流に建設されたアーチ式コンクリートダム。1963年完成。ダムの高さは186mで日本一高い。黒部ダム建設の物語は映画「黒部の太陽」に描かれた。中部山岳国立公園内にあり、素晴らしい景観は黒部アルペンルートのハイライトの一つとなっている。 |
「立山黒部アルペンコース」は、北アルプスの下をくぐって富山県と長野県を結ぶ山岳観光ルートです。長野県側のスタートポイント「扇沢」から「黒部ダム」までをご紹介します。
扇沢は信濃大町から車で1時間弱のところにあり、広大な駐車場が用意されています。観光シーズンでなければ扇沢ターミナル駅の近くに駐車(有料)できるのですが、夏休み中でしたのですでに満車、少し離れたところにある市営駐車場(無料)に誘導されました。ターミナルまで歩いて10分弱です。写真は扇沢駅、標高はすでに 1,433m。
扇沢から黒部ダムまではトンネルの中をトロリーバスが走ります。タイヤの付いた電車ですね。乗客の数に合わせて車両が増やされますので満員で乗れないということはありません。トンネルは後立山連峰の下を繰り抜く「関電トンネル」、ほぼ水平の6.1kmです。(運賃は片道 1,540円、乗車時間は16分) 写真は「黒部ダム駅」に到着したところです。
では黒部ダム見学に出発。まず220段の階段を登って「ダム展望台」へ。足腰に自身のない方は直接ダムに出たほうがよいでしょう。
展望台に出ました。さすが、絶景、素晴らしい展望です。またダムは巨大。
ダムの堰堤と黒部湖、その背後に立山の峰々を眺めることが出来ます。
「いやぁ、すばらしいながめだなぁ」 左の奥に見えるのは立山(雄山、大汝山)です。
ダムの堰堤を望遠撮影。
ダムの水が放流されていますが「観光放水」だそうで、6月から10月まで昼間のみ行われています。
全員で記念撮影です。好天に恵まれてよかった。
立山を望遠撮影しました。立山は比較的ゆったりとした山で、室堂から一の越経由、山頂の雄山神社まで初級者での登ることが出来る3,000m峰です。
左半分をさらにズーム。この雪渓は、稜線に立って上から眺め下ろすと、ものすごい勾配なんです。岩肌も荒々しいですね。
上から見下ろすとこんな感じです。1982年、立山に登頂した時の写真。稜線から雪渓を見下ろしました。
今回のベストショット!
ダムの堰堤に降りました。後ろに立山連峰。
振り返って展望台を眺めました。今降りてきた階段はコンクリート壁に取り付けられていますが、下から眺めると、すごいところを降りてきたのがわかります(汗)。
堰堤を反対側まで歩きました。立山黒部アルペンコースを続ける場合は次の乗り物「立山ケーブルカー駅」は、堰堤を渡りきったところのトンネルに入ります。
堰堤から下流方向を眺めました。35年前、下流を真砂沢からダムまで歩いたことが思い出されます。
ダムを下から見上げる1979年撮影の古い写真。真砂沢からダムまで単独行し、途中誰一人として出会わず、やっとダムが見えてひと安心、黒部川に架けられた簡単な橋を対岸に渡りました。ところがここからがたいへん、ダムの高さが200mもあるのです! 最後の力を振り絞って階段を一歩一歩登った記憶が蘇りました。
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