荒船山(あらふねやま)、妙義荒船佐久高原国定公園に位置する。標高1,423m。頂上の平坦な高さ200mの岩壁が特徴的。日本二百名山のひとつ。 |
行程 - Itinerary
日程 2018年11月24日
登頂メンバー Hide 08:15 内山峠 登山口を出発(標高1,066m) 09:35 トモ岩展望台(標高1,333m) 10:25 経塚山 山頂(標高1,423m) 10:55 休憩と展望後、下山開始 11:16 トモ岩展望台 12:20 登山口に帰着 |
写真集 - Photo Album
荒船山は、巨大な岩壁が大海原を航行する船のように見えることから命名された山名、高さ200mの絶壁の上が平らな山頂という異様な形状、まさにテーブルマウンテンです。岩壁に向かって右手から一般登山道を登るためロッククライミングの必要はありません。(ヒデ君レポートです)
登山口は内山峠です。国道254号の旧道上の、群馬県甘楽郡下仁田町と長野県佐久市の県境にあります。駐車場が完備していますので、ここに車を留めて登山開始です。
しばらくは落葉した木々の中を進んで行きます。
目指すはこの岸壁。上部は真っ白ですね。霧氷でしょうか。
途中、岩が庇のようになったところも通ります。
標高が上がるにつれて木々が白くなってきました。
登り始めて1時間ほどのところで見えてきた山です。山の詳細についてはのちほど。
急に勾配がきつくなってきました。平坦な山上まではあと一息です。
登山開始して1時間半、登山路は水平になってきました。トモ岩の上に出たのですね。霧氷で木々も真っ白。
「この先断崖絶壁 危険 転落死亡事故発生」の看板がありました。この先は垂直に切れ落ちているのです。
台形状の荒船山の影が崖下に映し出されています。ここは断崖絶壁の上、怖いのでこれ以上は端に近づけません。崖から身を乗り出して下を覗こうなんて絶対に考えてはいけません。クレヨンしんちゃんの作者「臼井儀人さん」はここから転落して亡くなりました。2009年のこと、大きなニュースになりましたね。
「トモ岩展望台」に到着です。北北西の方角、正面に大きく「浅間山」が見えています。
岩壁を横から眺めると垂直に切れ落ちていることがよくわかります。足がすくみますね(汗)、、、。遠くの山々を同時に望むことができます。望遠でないとわかりませんが、雪に覆われた槍ヶ岳、穂高岳も見えているのです。
ここから見える山を説明する銘板が設置されています。360度見渡せるのですね。銘板によれば
(南)金峰山、北岳(南西)八ヶ岳、御岳山
(西)乗鞍岳(北西)槍ヶ岳、白馬岳、物見山
(北)浅間山、八風山、草津白根山、鼻曲山(北東)谷川岳、榛名山、妙義山、赤城山
(東)御荷鉾山、稲含山、両神山(南東)諏訪山、甲武信岳、国師岳
トモ岩展望台からさらに先に進みます。銀世界になってきましたね。
荒船山の最高地点に到着、この地点は「経塚山」と名付けられていて、小さな石の祠と標識が立っています。小休止ののち、往路と同じルートで下山しました。
下山後、帰路の途中で眺めた荒船山。まさにテーブルマウンテンですね。非常にユニークな山容です。
荒船山の山上から見える山々
Mountains viewed from the top of Mt. Iwafuneyama
雪で覆われた山を中心に、荒船山から捉えることのできた山々をご紹介します。すべて望遠撮影です。北西の方角には北アルプスの北端、後立山です。白馬三山と五竜、唐松岳が小さく見えています。直線距離で約100kmです。
その南側、立山連峰、劔岳から鹿島槍まで。
ほぼ真西の方角、穂高連峰と槍ヶ岳です。
南西には南八ヶ岳が見えていますが、木立にやや邪魔されています。直線距離で35kmほど。
北には浅間山が大きく見えていますが「トモ岩展望台」の写真ですでに紹介しています。こちらは北東の眺め。谷川岳、榛名山、妙義山、赤城山などそうそうたる山々が見えているはずなのですが、どのピークがどの山なのか現在調査中です。
|
Copyright (C) 2018 ZauCats, All Rights Reserved.