観音山(かんのんやま)は浜松市北区にあり標高578m。子供たちの野外活動の場として知られる山ですが、引佐エリアでの最高峰でもあります。登山コースはいくつかあり、よく整備されています。 |
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行程 - Itinerary
日程 2021年3月17日
登頂メンバー Zaucat, Yoshicat 10:50 「少年自然の家」を出発 12:03 観音堂 12:20 観音山 山頂(休憩25分) 12:55 富士山展望台 15:00 「少年自然の家」帰着 |
「観音山」写真集
観音山は、青少年野外活動の場として山全体にハイキングコースが張り巡らされています。また随所にポイント番号の立て札があり、地図に照らし合わせれば迷うことはありません。今回は最もポピュラーな周回コースで登りました。
<対面する霧山から眺めた観音山。中腹の建物は「観音山少年自然の家」>
<「少年自然の家」を出発>
県立の野外活動施設「少年自然の家」の前を出発です。今日は大きなイベントが行われていないようで、施設近くの駐車場に車を停めることが出来ました。下に見える湖は都田ダムのダム湖「いなさ湖」です。正面中央の山は三岳山、右は霧山。
管理塔の前に設置されたトレイに入山届を提出し、左のトレイにはラミネートされたコースマップがあり、借りることが出来ます。
この地図は事務所で購入できます。ラミネートマップを手に持って歩くのは手がふさがってよろしくないので、こちらの地図を購入することをおすすめします。なお、今回は地図上の赤い線で示された周回ルートを歩く予定です。
なんと、丸太のはしごが登山口。しかーし、太くて手で掴めないし登りにくい。高齢者は注意して登ってください。
登りルートには随所に蛇紋岩が露出しています。この地域の山は蛇紋岩が多く、採石されて工事現場で使われる「ジャリ」が近くの工場で生産されています。
出発して25分程で「星の広場」に到着。ナイトウォークの企画があって、夜間ハイクでここまで登り、寝転がって星を眺めるのだとか。ここは通過します。
蛇紋岩。美しい! 艶があります。
<まんさく峠>
登り始めて1時間ほどで尾根道に到着。「まんさく峠」です。北からの風に当たるので急に体感温度が下がりました。以前ここに簡易トイレがありましたが、撤去されてしまいました。山頂に向かいます。
林道に接します。なお林道は一般車通行不可です。以前に崖崩れがあった場所ですが補修されていました。
尾根道を進みます。歩きやすい!
<観音堂>
出発して1時間10分ほどで観音堂のある広場に到着しました。ここは、観音山山頂と、その手前の小ピークとのあいだにある鞍部です。
観音山という名称の由来となった観音堂です。いまはみすぼらしいですが、昭和35年まではここに清水寺(せいすいじ)というお寺の観音堂がありましたが、その後、無住になってお寺は取り壊されました。跡地に名残としてこの庵が建てられました。なお、観音堂は現在でもこの地域の山岳信仰の対象です。
広場にもう一つの建物があります。しっぺい太郎を祀る神社です。信州は駒ヶ根の光前寺から怪物を退治するために磐田見附までやってきたワンちゃん「しっぺい太郎」が、怪物退治のあと信州に帰る途中、ここで亡くなったという伝説により、ここに祀られているのです。(亡くなった場所については諸説あります。)
<観音山 山頂>
観音堂のある広場から山頂へ向かいます。いったん下って、最後の登りは木の根道です。
ほどなく山頂に到着しました。しかし木に覆われて眺望がまったくありません。
山頂から少し下がったところに少しだけ浜松市街を見渡せる場所がありました。V字型に木が伐採されて、アクトタワーが見えます。この「山頂展望台」にはベンチも設置されて休憩にもってこいの場所ですが、正面からの日差しが暑いので日陰に行ってお昼ご飯にします。
お昼はいつものおにぎり。
<富士山展望台>
山頂にはもうひとつ展望台がありますので、そちらに向かいます。今日は富士山、見えるかな?
展望台に到着。木組みのデッキが設置されていますが、少しグラグラしていたのでデッキには上がらず、左の木のベンチで富士山を眺めました。
少し霞んではいるものの、しっかり富士山が見えました!
<下山>
ポイント14からの下りは数100mの長い長い急斜面です。これはもう「超巨大滑り台」! 見たところ斜度は40度くらいありそうですが、ステップがなくてフラットなためロープ伝いでなければとても降りることは出来ませんでした。
長い長い急斜面を下って、やっと林道に入りました。一安心。
この林道は南斜面をトラバースしていますので本来眺望は良いはずですが、木が生い茂っていてまったく見えません。唯一の展望ポイントです。エコパスタジアムとアクトタワーが見えました。
<脇道に入る>
林道を40分ほど歩いてきましたが、あまりにも単調なため、ポイント22から脇道に入ることにしました。「ポイント4」を通過するコースです。
ここまで歩いてきたルートと違い、かなり荒れていますね。時々トレースを失いそうになります(汗。
不安ながら、なんとかポイント4を通過。
このルートを歩く人はほとんどいないのでしょうか。ポイント番号の立て札とロープがなければルートはまったくわかりませんね。
広い道に合流しました。脇道はこれでおしまい。ポイント22からここまで30分ほどでしたが、不安な気持ちで歩いたためか、ずいぶん長い時間に感じました。
紐をくぐり広い山道に降りて振り返って見てびっくり。何と「エリア外、通行禁止」の標識。今歩いてきた4のルートは進入禁止コースだったのです。どおりで歩きにくかったのですね。マップにはちゃんと記載されているのですけどね。
紐をくぐり広い山道に降りて振り返って見てびっくり。何と「エリア外、通行禁止」の標識。今歩いてきた4のルートは進入禁止コースだったのです。どおりで歩きにくかったのですね。マップにはちゃんと記載されているのですけどね。
いろいろありましたが、なんとかポイント1(登山口)に戻ってきました。
「感動山」ですか、うーむ。とりあえずお疲れ山!
今回のスタット
・歩行時間 240分
・歩行距離 6.3km
・累積標高上り 514m
・歩行時間 240分
・歩行距離 6.3km
・累積標高上り 514m
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