「唐松岳 登山記」

1998年8月9日-11日 撮影
KARAMATSU-DAKE, Japan North Alps - August 9-11, 1998
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唐松岳(からまつだけ)、標高2,696m、北アルプスの後立山連峰に位置する。ゴンドラやリフトを使って1,800mまで行くことのできる八方尾根からの登りは容易な登山コース。途中には八方山荘やいくつかのケルン、そして白馬三山の絶景が楽しめる八方池がある。

今回は車利用の登山です。山小屋の宿泊費はペンション並みですので家族4人で泊まれば結構な金額になります。ですので、せめて交通費だけでも節約を、と極力近傍まで車でアプローチできるところを選びました。日程の余裕があれば五竜岳の往復(+1日)を加えてもいいでしょう。ここは岩場がほとんどなく、絶景を見ながらの稜線漫歩が楽しめる初心者向きのコースです。


行程

8月9日(日)
07:45 浜松発〜東名〜
09:30 小牧分岐〜
13:35 八方着 〜オリンピックジャンプ台見学
15:05 黒菱平の駐車場 着
16:00 八方池山荘 着

8月10日(月)
04:40 起床 日の出を見る 〜朝食まで仮眠
08:20 八方池山荘 発
09:30 八方池
11:30 丸山 〜昼食
13:00 唐松岳頂上山荘
15:00 山荘発 登り20分〜山頂20分〜下り15分
16:00 小屋着
 
8月11日(火)
05:00 ガスのため日の出を見えず
07:00 唐松岳頂上山荘 発
09:00 八方池(休憩)
09:40 八方池山荘
11:00 八方にて昼食、散策



登山日記

8月9日
 天気:曇り時々晴

(みぃさん)
今日は長野県へ家族で旅行に来ています。東名高速道路もスムーズに走り、長野冬期オリンピックスキー・ジャンプ台も見学できました。そこでスノーレッツのハンカチを買いました。プリクラも撮りました。次は山道をグングンと登って次にリフトに2回乗りました。今日は山小屋に泊まって明日は5時間くらい歩くのでがんばりたいです。

(ひで君)
八方池山荘はトイレが水洗で良かった。また個室だったのでとても良く眠れた。就寝21時。

(Zaucat)
長野冬期オリンピックのおかげで長野自動車道・豊科インターから八方までは驚くほど道が立派になっていた。インター〜八方間の所要時間は1時間に短縮された。八方は和田野ペンション街の最奥部から黒菱林道に入る。黒菱平まではすべて鋪装はされているが道幅が狭いためすれ違いに注意。車を黒菱平の駐車場(無料)に置いて、ここからリフトを2本乗り継いで八方池山荘に。まったく歩かなくて済む、らくちん、らくちん。山荘に早く到着したため家族で個室が1部屋確保できた。夕食までは周囲を散策。白馬三山や五竜、鹿島槍の視界がよい。

8月10日
 天気:晴、高層雲はあるが視界良好。ガスなし。

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(写真)八方池より白馬三山

(みぃさん)
今日は予定より少し早く着き、4時間40分で唐松岳頂上山荘に着きました。途中に 崖をクサリづたいに渡っていくところや横を見るとすごく急な崖になっているところ もありました。とても恐かったです。八方池はとてもきれいでした風がやんだときに 池に山が写ってすごかったです。もう疲れて歩きたくない、、、という時がたくさん あったけれど山頂に来ればやっぱり頑張って登ってよかったな、、と思います。山小 屋は思ったよりきれいでした。ご飯も柔らかかったしおかずも美味しかったし、、、。 部屋は他の家族もたくさんいました。夜は他の人のいびきやオナラ(^^;)などでよく眠 れませんでした。

(Zaucat)
高層雲はあるものの視界は良好。日の出を拝む。白馬三山のモルゲンロート(朝日を 浴びて赤く染まること)が絶景である。たっぷりとカメラやビデオに収めた。 今日は非常に登山者が多い。唐松小屋はさぞかし混むだろう。空にはウロコ雲も見え るので、あすは天候が良くないと予想し、今日のうちに、と写真を撮りまくった。 八方池では水面に反射する白馬三山も撮ることができた。昼過ぎには稜線に着き、 宿泊の手続きをして喫茶ベルデでコーヒーを飲む。剣岳を正面に見ながら一服はうまい。 NHKの中継班がいて、明日唐松から放送するとのこと。

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(写真)唐松岳山頂にて

8月11日
 天気:山頂部はガス、約2300m以下は晴れたりくもったり。

(みぃさん)
今日は山を下ってからペンションへと向かう予定です。下っている時はとても急で恐 かったです。横を見ると崖、、、。よくこんなところを登って来たなとたびたび思い ました。下る時は登る時の約半分の時間で下れました。

(Zaucat)
昨日予想した通り天候は良くない。ガスの中で、日の出は拝めず朝食までは眠った。

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(写真)下山路にて(みぃさん)


もって行けばよかったもの:ウェットティシューとおしぼり
〜唐松岳頂上山荘は非常に水資源に乏しい。宿泊者ですら水は購入しなければならない。当然顔を洗うことも歯を磨くことも出来ない。せめて顔の汗をウェットティシューで拭きたかった。(あるいは「おしぼり入れ」に濡れおしぼりでもよい。)


写真集

初日は黒菱までクルマで登り駐車、リフトを使って八方山荘まで。ここまでは楽ちんです。

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八方山荘に一泊しました。宿泊中は「フライフライ事件」や「ガの事件」がありましたが、詳細は省略(笑)。写真は翌朝、日の出前です。空が赤く染まり始めました。

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白馬岳のモルゲンロートです。

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五竜岳(手前)と鹿島槍ヶ岳(左)。

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さあ、唐松岳を目指して出発! 不帰嶮(かえらずのけん)と白馬三山を眺めながらの登りです。

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途中立ち寄った八方池。

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いやぁ、絶景ですねぇ。

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休憩を終わって、唐松岳を目指します。

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唐松小屋に到着。みぃさんは遅れ気味でしたがよく頑張りました。

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稜線まで登ってみました。すばらしいながめ。

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唐松小屋に宿泊し、翌朝、ご来光を見るため眠い目をこすりながら、、素晴らしい光景ですぐに目が覚めました!

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ご来光です。

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唐松岳の山頂を目指します。白馬三山をバックに小屋の前で。

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唐松岳山頂まではすぐ。みいさんはケルンのてっぺんに石を積み上げました。

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ひで君は山頂の標識とともに記念撮影。

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