静岡県浜松市「川名の里から霧山へ」

2021年5月23日 撮影
Mt. KIRIYAMA Hamamatsu JAPAN - May.23, 2021
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霧山(きりやま)は、静岡県浜松市北区に位置する標高430mの低山。中腹に「かわな野外活動センター」がありハイキングコースが縦横にめぐらされている。登山道はよく整備されていて歩きやすい。尾根コース、沢コースなど変化に富み危険な場所も少ない。



行程 - Itinerary

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日程 2021年5月23日
登頂メンバー Zaucat, Yoshicat
 10:23 川名農村公園駐車場を出発
 10:49 「東大だ沢」ルート入口
 11:50 霧山池
 11:55 茶畑(休憩 50分)
 12:55 霧山 山頂(休憩 10分)
 13:20 東風台 展望台(休憩 5分)
 13:35 かわな野外活動センター本館(休憩 15分)
 14:20 渓雲寺
 14:36 川名農村公園駐車場に帰着

写真集

浜松市川名の里にある福満寺薬師堂前の「川名農村公園」駐車場を起点に「東大だ沢」ルートで霧山山頂へ。途中の茶畑は感動ものの絶景でした。下山はかわな野外活動センター経由で林道を里まで降りました。

ところで、本ルートはかなり荒れおり保守されていないようでした。何らかの理由により「東大だ沢」ルートはセンター推奨のウォークラリーコースから削除されていて、道標はすべて撤去されています。道標無しで複雑な林道を登ることはほぼ不可能。今後「東大だ沢」コースから霧山を目指す場合は、過去に登られた方のGPS軌跡を手がかりに登られることをお勧めします。

川名(かわな)とは> 浜松市北区にあり、中心市街から1時間ほど北の山中に入ったところにある山里、古くから井伊家とつながりの深い地域。600年以上前から続く伝統行事「川名ひよんどり」(国の重要無形民俗文化財に指定)は有名。


<川名農村公園駐車場を出発>

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川名の里の旧道沿いにある福満寺薬師堂・伊豆神社前の「川名農村公園」駐車場を出発! ここは伝統行事「川名ひよんどり」は有名ですね。(写真:右は福満寺薬師堂、左は伊豆神社)
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コンビニもない山奥で公共トイレがあるかないか心配ですが、大丈夫、伊豆神社の左手の広場奥に公共トイレが設置されています。(写真:筆者が向かっている先が公共トイレ)
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始めは一般道(川名の旧道です)を歩きます。「東大だ沢」登山ルートの入口がある道標「ポイント211」まで。
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まもなく旧道と新道が合流。高速で走り抜ける車に注意しながら新道を進みます。
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道路脇の道祖神さまにお会いしました! 道中の安全を祈願しました。

<東大撓沢登山ルートの入口>

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出発して30分、「東大撓沢(ひがしだいださわ)」登山ルートの入口です。でもポイント番号札「211番」が見つかりません。霧山登山口を示す道標もありません。おかしいなぁ??? GPSで位置を確認したところ、ここで間違いありません。ここを右折して林道に入ります。
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「東大撓沢」の渓流を右に見ながら林道を進みます。
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林道に入って15分ほど、ここで林道を右折、狭い林道に入ります。ここにもポイント番号札「208番」があるはずなのですが、、、ありません。GPSがないと道に迷ってしまいますね。
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少し進んだところで舗装路からラフな林道に変わりますが、依然として歩きやすい道です。
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路面の状態が悪くなりました。雨水が流れたところが深くえぐれています。この先で林道が終わってしまいルートを間違えたことに気づきます。引き返します!
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間違えた分岐ポイントまで戻りました。正しい道に進みます。ロスタイム10分でした。
【間違えた原因】分岐点でGPSを確認せずに道なりにどんどん進んだこと。もう一つの原因は、道案内の立札が消えていたこと。ここに道標とポイント「207番」の番号札が立っていたはずですが、、、。(以前にこのルートを登った方の写真に写っていました。)
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正しい道に入って少し坂道を上り、すぐに右の山道に入ります。以前に登った方のGPS軌跡で入り口がわかりました。ここにも「207番」の番号札があるはずなのですが、ありません。
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最初の沢の渡渉です。よいしょ、とまたげる程度の小さな沢です。
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崖に架けられた木道を渡ります。
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2つ目の沢の渡渉です。丸太の橋が架けられていますが、向こう側の支えが崩れています。おっとっと、滑る滑る(汗。
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登山道か沢か分からないようなルートをしばらく進みました。かなり荒れたルートですね。
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やっと林道に合流しました。茶畑を管理する農家と高圧線鉄塔を管理する中部電力のための林道ですね。右に進めば茶畑、左に進めば霧山の池です。

<霧山の池>

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せっかくですから霧山の池をちょっと見。木がうっそうと茂っていて池を見渡すことは出来ませんでした。
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早々に諦めて茶畑に向かいます。

<茶畑 - 絶景かな!>

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うわー、いきなり目の前に広がる凄い絶景。茶畑に到着です。ここまでの景色と、この景色との落差が大きすぎる!

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良きながめかな! 浜名湖まで見えます。

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良き良き! ところどころに植えられた杉の木が良いアクセント。


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ここでお昼ご飯、いつものおにぎりです。絶景を眺めながら休憩後、山頂に向かいます。
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中部電力の管理棟の脇から登山道に入ります。
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しばし林間を進みます。
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空が開けてきた。

<霧山山頂>

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山頂直下の草原です。本日二つ目の絶景!
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富幕山や上ノ浅間山、遠く愛知の本宮山まで見渡せます! 今日はクマンバチがいません。蜂さんの恋の季節は終わったかな?
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下山開始。前回登った「東風台展望台」経由のコースを下ります。(下山途中の光景は前回と同じなので省略)

<かわな野外活動センター」本館>

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山頂から30分ほどで「かわな野外活動センター」本館に到着。職員さんに伺いたいことが何件かありましたので事務所に立ち寄ります。
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事務所で用事を済ませ、林道を川名の里まで下ります。第二駐車場の脇を抜けて進みます。「いなさゴルフ倶楽部」がオープンして立派な道路が出来る前は、この道がかわな野外活動センターに登る唯一の車道でした。現在は車両通行禁止になっています。
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分岐です。右に進めばふもとのセンター専用大型バス駐車場へ。我々は左に進みます。途中、渓雲寺に立ち寄りたいので。
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本日3つ目の絶景です。正面に滝沢山から三岳山に連なる稜線と風力発電の風車、眼下に川名の里。

<渓雲寺>

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渓雲寺です。井伊家ゆかりのお寺、おんな城主直虎の曽祖父、井伊直平の菩提寺です。1563年、今川氏真の命で八城山攻めに出向く途中、私の自宅の近くで急死。享年85歳でした。遺体は川名まで運ばれたそうです。
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ふもとの村に降りてきました。駐車場に戻ります。
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やっと伊豆神社に到着、お疲れ山!
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今日のご褒美は。帰路に立ち寄った勘四郎の「まるごと大豆ソフトクリーム」

今回のスタット
 ・歩行時間 3時間40分
 ・歩行距離 8.1km
 ・累積標高上り 428m


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