「中央アルプスの高山植物」

2019年8月4日 撮影
Alpine Plants in Senjojiki Curl, Japan - Aug.4, 2019
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千畳敷カール(せんじょうじきかーる)、標高2,612m。宝剣岳直下に形成された氷河地形。駒ヶ根高原からバスと駒ヶ岳ロープウェイを乗り継いで登ることができる。夏は高山植物のお花畑が広がり、登山者の目を楽しませる。

中央アルプスの高山植物

<千畳敷の高山植物>

千畳敷は、その雄大な景観とともに、可憐な花々が登山者の目を楽しませます。乗越浄土に向かう途中、登山路の脇で見つけた高山植物をご紹介します。以前の調査報告によると150種類弱の高山植物が記録されているようですが、そのいくつかを。

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ヨツバシオガマはやや湿ったところに生える高山植物です。

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ヨツバシオガマの拡大写真。濃い赤紫の部分が野鳥の頭に似てますね。

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ミヤマキンポウゲ。千畳敷ではあちこちで目にするポピュラーな花です。

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これは? 草ではなく木のようです。

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コバイケイソウの群生、一面の白いお花畑。千畳敷カール全体に広がっています。

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コバイケイソウ

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クルマユリ。

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コイワカガミ。

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これは、なんでしょうね?

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ミヤマキンバイ?

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チングルマ。

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アオノツガザクラ。

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モミジカラマツ。

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ミヤマセンキュウ。

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ミヤマバイケイソウはユリ科の植物。花の色が緑色です。

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不明

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タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露)。

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ミヤマクロユリ。

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黄色いお花畑の中を縫うように登山道があります。

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黄色い花の正体はこれ。シナノキンバイとハクサンイチゲ。

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シナノキンバイ

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<稜線上の高山植物>

宝剣山荘から木曽駒ケ岳に至る稜線上で見つけた高山植物をご紹介します。これはチシマギキョウ。宝剣山荘の近くにて。イワギキョウによく似た花ですが、こちらは花弁に長い毛が生えていて、イワギキョウには生えていません。

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イワツメクサ(岩爪草)。

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中岳の稜線にて

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木曽駒ケ岳の山頂にて。これもイワツメグサ。

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中岳の巻道にて。ヒメウスユキソウ(姫薄雪草)(Leontopodium shinanense、別名:コマウスユキソウ)、中央アルプス(木曽山脈)の花崗岩礫地にのみ植生する固有種です。長野県の絶滅危惧種に指定されています。

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ヒメウスユキソウはエーデルワイスに似た花です。花弁が白く見えますが、実は白い毛でびっしり覆われた葉で、花は中心の黄色い部分。

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中岳の巻道にて見つけた黄色い花。ミヤマキンポウゲとシナノキンバイはよく似た花です。さて、これはどちらでしょう? 実はどちらでもない。ミヤマダイコンソウです! 花茎が赤く、葉の先端が浅く細かい鋸歯状で尖っているのが決め手です。ミヤマキンポウゲとシナノキンバイの葉は切れ込みが深いのが特徴です。

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