湖西連峰(湖西連峰)、静岡県と愛知県の県境に南北に伸びる弓張山地の別称。低山ながら変化に富み人気のトレッキングコースが多い。 |
行程
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日程 2020年3月23日
登頂メンバー Zaucat, Yoshicat, Myeecat 10:53 おちばの里親水公園を出発 11:37 林道を横断 12:05 大知波峠廃寺跡 着(休憩45分) 12:50 大知波峠廃寺跡 発 13:15 富士見岩 着(休憩30分) 13:45 富士見岩 発 下山開始 14:55 おちばの里親水公園 帰着 |
写真集
湖西連峰は愛知県と静岡県の県境南部に横たわる500mに満たない山地ですが、眺望もよく人気のトレッキングコースがたくさんあります。今回はそのひとつ、大知波峠と富士見岩を結ぶ回遊ルートを歩きました。ベースポイントは「おちばの里親水公園」です。
<おちばの里親水公園を出発>
湖西連邦のふもと「おちばの里親水公園」駐車場に車で到着。今日歩くコースが休憩所の建物の後ろに見えています。この公園はトイレや自動販売機が整い、広い駐車場もある湖西市の自然公園です。身支度整えて、さぁ出発。

休憩所の壁にハイキングコースのマップが掲示されていますので、これから歩くコースを確認します。

休憩所の北側、一段上がったところが出発点。「右 豊川道」に進みます。大知波峠までおよそ1時間弱。最初はみかん畑の縁を歩きます。それにしてもピーカン快晴、ハイキング日和。

少し進んだところで分岐点。右に進めば「不動滝」、左の「豊川道」に進みます。

勾配は緩やか、歩きやすい道です。かつては遠州から豊川稲荷に参拝する山越え道でした。

テイカカズラの種子がふわふわと飛んできました。周りを見回すといくつか見つかりました。近くに母木があるのかもしれません。

マムシグサ(アオマムシグサ)が首をもたげています。むこうのマムシとこちらのマムシ、睨み合っているのかな?

きもち良い林間の道。

登り始めて40分ほどで林道に出ました。一般車は通行禁止の作業用の道です。これを横断します。

上に進みます。峠まであと15分ほど。

「椿の群落地」を通過。路上には真っ赤な椿が一面に散りばめられていました。

「炭焼き窯跡」を通過。

「下鍋割の水」を通過。

大量の松ぼっくりをつけた松の木の下を通過。

<大知波峠廃寺跡>
急に視界がひらけ「大知波峠廃寺跡」に到着しました。途中、撮影のための休憩が多かったため、コースタイム50分のところ70分かかりました。

展望が開け大絶景。浜名湖から遠州灘まで見渡せます。標高は340mです。

登りきったところが大知波峠。稜線上は豊橋自然歩道となっています。およそ1,100年前の平安時代、ここに12棟の伽藍後がありました。発掘調査によって建物の礎石や池、土器などの遺留物が発見されました。現在この辺り一帯は「大知波峠廃寺跡」として国指定の史跡になっています。

調査の後、礎石などは埋め戻されていますが、1,000年以上前の大伽藍に思いを馳せながら、そして大絶景を眺めながら軽くランチ休憩。

30分ほど休憩した後、次の目標地点「富士見岩」に向けて尾根道を進みます。

岩と合体した大きな木を通過。

<富士見岩>
30分ほどで富士見岩に到着です。

残念ながら高圧線の下。しかし、ここも大絶景です、標高は416m。手前は浜名湖。今切口の向こう側は遠州灘です。

岩を下側(東側)から眺めました。

登り口は西側にあります。よじ登って「やったぁ!」ポーズ。

鉄塔の左側のかなたに白い峰々が見えます。

ズームしてみると、なんと雪をかぶった南アルプス。左端は塩見岳。中央は、左から荒川岳、赤石岳、聖岳でした! なお富士山は手前の雲が邪魔をして見えませんでした。

<下山>
さて、景観を十分楽しみましたので下山します。おちばの里親水公園に向けてまっすぐ下ります。

おちばの里への下山路は高圧線のに沿って降りる感じ。

道路脇で見つけたアオキの真っ赤な実。

下山を開始してまもなく勾配の急な危険か所が現れます。今回のコースで唯一のロープ場です。滑らないように注意して降りていきます。

コースはこのように鉄塔の真下を通過します。たしか全部で4つの鉄塔の下をくぐったように思います。いちおう黄色いガードが巻き付けてありますが、くぐるときに頭をぶつけると、相当痛いはず、気をつけて!

こんな大きな倒木もありました。

下り始めて5分ほどで林道に入ります。5分ほど平坦な林道を歩いて、ふたたび山道に入ります。ここからおちばの里まであと25分です。

途中で出会った巨岩。名前は付いてないようですが。

みかん畑に到着!

無事「おちばの里親水公園」の駐車場に帰着しました。今回は1時間半の途中休憩も含めて約4時間の行程でした。富士見岩の直下に急なところがありましたが、おおむねよく整備されて歩きやすく、春、秋、冬は快適なトレッキングができるおすすめのコースです。

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