半月山(はんげつさん)は標高1,753m、日光の中禅寺湖南側に位置する。短時間で奥日光の自然を満喫できる人気トレッキングコース。 |
行程
半月山へ
今回はスノートレッキングコースとして比較的登りやすく、山頂から中禅寺湖や男体山などの絶景を楽しめる奥日光の半月山に登りましたのでレポートします。「中禅寺温泉バス停」を出発、中禅寺湖畔を歩き「狸窪」から山に入り半月山を目指します。登頂後、尾根伝いに狸山経由、中禅寺温泉バス停に戻る周回コースです。(ひで君レポート、zaucats代筆)
JRとバスを乗り継いで日光中禅寺湖畔に到着。ピーカンの青空のもと、男体山を眺めながら出発です。(当初は武尊山など、もう少し本格的な雪山登山を目指していたのですが強風による悪コンディションが予測されていたので急遽安全な半月山にやってきました。}
しばらく湖岸の道を進みます。男体山がいい眺め。今年は雪が少ないようです。穏やかな好天です。
途中「中禅寺」の前を通過。
さらに進むと「英国大使館別荘記念公園」、そして「イタリア大使館別荘記念公園」の前を通過します。
つららの大行列!
ここで湖岸道に別れを告げ、登山道に入ります。「半月峠」まで1,7km。
空が大きくなり峠が近づいてきました。
半月峠から展望台へ
「半月峠」です。湖岸道から山道に入って20分ほどでした。
峠からは半月山の山頂まで尾根道です。あまり人気のないコースのためかトレースがほとんどありません。ズボズボと埋まってしまいます。
「半月山展望台」です。
この説明板に書かれた山はほとんど見えています。
半月山展望台
正面に男体山を望む展望台からの眺めは絶景です。主要な山をズームしてみます。右から左へぐるっと。
なんといっても正面にどっしり構える男体山(2,486m)、その右に帝釈山と女峰山(2,483m)が見えます。手前は有名な中禅寺湖。
男体山の左に目をやると、太郎山(2,368m)、と並びます。その手前には「戦場ヶ原」。
さらに左に。白く雪をかぶった前白根山(2,373m)、奥白根山(2,577m)、そして錫ヶ岳(2,388m)と
そして黒檜山(1,976m)や皇海山(2,144m)。
半月山へ
引き続き半月山の山頂に向かいます。ん? 何かがこちらを見ています。
シカのつがいです。目があってしまいました。
ほどなく半月山の山頂に到着です。山頂とはいえ林の中、眺望は全くありません。さきほどの展望台がいちばん眺めが良かった。
山頂にルートを示す案内板が立っていました。ここから尾根伝いに、中禅寺湖展望台(駐車場)、狸山、茶ノ木平を経由してバスターミナルに戻ります。このルートは「茶ノ木平遊歩道」として整備されています。が、それは雪がない季節のこと。今は雪で遊歩道が覆われてルートを見つけるのに苦労しそうです。
中禅寺湖展望台、狸山、茶ノ木平
尾根道を進みます。ロープが張ってあるところは迷うことはありません。
日の当たるところは雪が溶けていてぬかるんでいました。歩きにくい、、、。
かすかな踏跡を頼りに進んでいきます。
ロープのないところは新雪に覆われてしまうと、どこを歩いて良いのかわかりません。ここから苦労が始まりました。
先行者の足跡がありました。でもこれは人間ではない!(あとで調べてみると肉球の形からタヌキの足跡でした! さすが狸山。)
「中禅寺湖展望台」のある駐車場に到着。なお、ここに至る車道は冬季閉鎖されています。狸山(むじなやま)の山頂は向こう、電波塔のある丘の上です。
狸山の山頂です。ここも見晴らしは良くない。電波塔の横を抜けて先に進みます。
雪に足を取られながら狸山から45分ほど歩いてきたところです。
眺めの良い場所に出ました。
男体山と里の民家も見えてきました。あと一息かな、、、。
ズボッ、ズボッ、と埋まりながら歩を進めます。最後の踏ん張り。
着いた!!!
今回、後半に歩いた半月山からバスターミナルに至る尾根道は、積雪期に歩くことは絶対におすすめしません!
バスで日光駅に到着。帰路につきます。
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