日光白根山(にっこうしらねさん)、標高2,578m、栃木県と群馬県の県境に横たわる火山、関東の最高峰。また日本百名山のひとつ。 |
行程
|
登山記
関東最高峰の日光白根山を登頂しました。標高2,000mまでロープウェイで登れるため、また登山コースも難所が少なく初心者には最適な山の一つです。今回は、登りを避難小屋経由のコース、下りは弥陀ヶ池、座禅山、七色平を経由する時計回りのコースで、標準歩行時間は6時間です。(ひで君レポート、zaucats代筆)
<登り>
丸沼スキー場の駐車場に車を置き、ゴンドラで山頂駅へ。登山口から正面に日光白根山が望めました。
本日目指す「日光白根山」をズームで。白根山(雪で覆われた白い峰)と呼ばれる山は全国に数多く、それぞれを区別するためにここでは「日光」を付けて呼んでいます。有史以降、火山活動の記録は多く、近年も火山性地震活動が多く記録され、有数の活火山のひとつです。山頂は外輪山で構成され、最も高いところが白根山です。外輪の中心火口に水がたまり五色沼になっています。
最初のうちはシラビソ樹林帯の歩きやすい道。山頂まで3時間弱のコースタイムです。
登山口から山頂まで標高差が600m弱ですので、登山路の勾配は厳しくありません。しばらくの間、黙々と歩きます。
登山開始から1時間20分ほどで視界がひらけました。
1時間半で森林限界を超えました。稜線ルートになり眺望を楽しみながら歩くことが出来ます。
はるか下にロープウェイ山頂駅が見えます。
広々とした登山路。
最後の30分がたいへん、勾配が急峻になります。
山頂まであと一息。
標識が見えます。あそこが山頂のようですね。
山頂です!
<山頂からの眺め - 山座同定>
山頂は360度の展望が開けます。ぐるっと一周、周囲の山々を撮影しました。今回はどんより曇っていますので遠方の山(北アルプス、南アルプス)は雲の中でしたが、多くの日本百名山を確認できました。
西の方角。大きく横たわるのは「武尊山」、その右には「朝日岳」。そして武尊山と朝日岳の間には「谷川岳」と「苗場山」。もし晴れていればその後ろに北アルプス北部の山々が見えるのですが。
北西。尾瀬の二峰「燧ヶ岳」、「至仏山」が見えますね。北西の方角です。(手前の稜線は日光白根山の外輪山)
北の方角。(手前の稜線は日光白根山の外輪山)
東の方角。
南東。男体山の右には大きな中禅寺湖が横たわっています。
南西の方角。はれていれば南アルプスが見えるのですが。
<下山>
登山ルートとは異なるコースで下山します。まず、弥陀ヶ池を目指して下り、座禅山の西側を巻いて、七色平、六地蔵を経由して登山口のロープウェイ山頂駅に戻ります。
いくつか見える湖のうち、手前は「弥陀ヶ池」。奥にいくつか見えるのはすべて「菅沼」で、ひと続きの湖です。
最初は白根山の外輪のの下り、ガレた火山岩の下りです。登りよりも下りの方が滑りやすいところ。下を見下ろすと、左の岩稜の突端の先にロープウェイ山頂駅が見下ろせます。あそこが下山コースの終点です。尾根筋に隠れて見えませんが、後方にスキー場および「丸沼」があります。
弥陀ヶ池までは荒々しい山容。
おや、鋭く尖った岩峰が見えますね。頂上に登りたくなるのが人情、、。
登ってみました(汗)。
弥陀ヶ池まではガレ道が続きます。池の畔までもう少し。
下ってきたルートを振り返りました。
弥陀ヶ池の周りは紅葉です
少し離れて山頂部分をズームすると、その荒々しさが際立ちますね。
弥陀ヶ池を過ぎて山裾エリアに入りました。あとは登山口まで樹林帯を黙々と歩きます。
「六地蔵」に到着。白根山の山岳修験道にも継がっているそうですね。
登山開始からちょうど5時間、登山口の「二荒山神社」に帰着しました。登り、下りともに約2時間。公式コースタイムよりも短めでした。
登山ランキング
|
Copyright (C) 2019 ZauCats, All Rights Reserved.