雪頭ヶ岳(せっとうがたけ)、標高1,710m。西湖を間にはさみ富士山の北側に位置する山梨県御坂山地の山。鬼ヶ岳登山道の途中のピークでもある。 |
行程 - Itinerary
登頂メンバー Hide、友人
10:30 登山口を出発 12:40 雪頭ヶ岳 山頂(標高 1,710m) 13:40 山頂 発 15:15 登山口 着 |
「雪頭ヶ岳」への登り
雪頭ヶ岳は、遮るものなく富士山を真正面に眺めることができる山梨県の西湖の北側に位置する山で、標高は1,710m。2時間程度で登れる日帰り登山が可能な登りやすい山です。(ヒデ君レポートです)
西湖根場浜駐車場(笛吹市富士河口湖町)は西湖に面した富士山の眺望に優れる景色の良い駐車場です。ここに車を停めて登山スタート。
駐車場近くにこんなオブジェが。どうやらカカシのようです。あとで調べてわかったのですが「富士と湖とかかしの里」と銘打って県道21号(湖北ビューライン)沿いの随所に飾られているようです。
さて雪頭ヶ岳へ歩を進めます。目指すは正面に見えるあのピーク。最初はのどかな田園の道。
まもなく樹林帯に入ります。山頂まで標高差800mの単調な登りです。ひたすら標高を稼ぎます。
途中いくつもある防砂堤のひとつにニホンカモシカを発見。間近で見たのは初めてです。子供かな?
登り始めて20分ほどで登山道は雪に覆われました。
そして、木々の間からは富士山が見え始めました!
最後のひと登り、まもなく山頂です。視界がひらけてきました。
登り始めて1時間10分ほどで雪頭ヶ岳山頂に到着。遮るものがなにもない、すばらしい眺望です! なお隣接する鬼ヶ岳(標高 1,738m)まではほんの10分ほどですが、素晴らしい展望を楽しむことが目的でしたので今回はここまでとしました。
雪頭ヶ岳山頂からの眺め
山頂からはなんといっても富士山、正面にどーんと構えます。北から(山梨県側から)の眺めですので宝永山は見えません。スッキリした形ですね。そして鏡のような西湖を眼下に見下ろします。四月にしては珍しく冬の様相、ふもとの低山も雪に覆われていますが、数日前の異常寒波によるものです。
富士山の左側(東側)のながめです。手前に西湖、その左に河口湖、後ろに富士吉田市の市街地が見えています。背後に丹沢の山塊。遠く山中湖も見えています。そして茶色に見える細長いエリアは陸上自衛隊の演習場。
西側を眺めると遠く南アルプスの白い峰が連なり、手前に甲府盆地、南アルプス市の市街地が見えています。では南から北に向かって順にズームして眺めましょう。
南アルプスの南部です。左から、赤石岳(3,120m)、荒川岳(3,141m)、小河内岳(2,802m)。3,000mを超える山頂はあいにく雲で遮られています。
南アルプスの中央部、左から、荒川岳(3,141m)、小河内岳(2,802m)、蝙蝠岳(2,865m)、塩見岳(3,047m)、白河内岳(2,813m)
白峰三山です。左から、農鳥岳(3,026m)、間ノ岳(3,190m)、北岳(3,193m)。仙丈ヶ岳(3,033m)もその右に見えています。
南アルプスの北端は鳳凰三山です。左から、辻山(2,585m)、薬師岳(2,780m)、観音岳(2,840m)、地蔵岳(2,764m)、甲斐駒ケ岳(2,967m)
北北西の方角は八ヶ岳です。左から、編笠山(2,524m)、権現岳(2,715m)、阿弥陀岳(2,805m)、赤岳(2,899m)、横岳(2,829m)、硫黄岳(2,760m)。まきば公園の牧場やサンメドウズ清里スキー場もくっきり見えています。
奥秩父の山はほぼ真北の方角。左から、瑞牆山(2,230m)、金峰山(2,599m)、国師岳(2,591m)
雪頭ヶ岳の山頂からの眺望は、鬼ヶ岳への稜線(北東の方角)を除いてすべて開けています。特に富士山の眺めはまるで特等席に座っている気分です。苦労せずに大展望を見たいという方におすすめの山です。
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