群馬「尾瀬ヶ原と至仏山 登山記」

2019年4月30日 撮影
Ozegahara and Mt. Shibutsuzan
in Gunma Pref. JAPAN - Apr.30 2019
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尾瀬ヶ原(おぜがはら)は日本を代表する湿原、至仏山(しぶつざん、標高2,228m)は燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する山。百名山の一つ。

行程 - Itinerary

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 登頂メンバー Hide、友人2名
4月30日
 07:00 鳩待峠(標高 1,600m)を出発
 07:50 至仏山荘(標高 1,400m) 着
 終日 尾瀬ヶ原を散策、至仏山荘 泊
5月1日
 07:00 至仏山荘を出発
 09:40 至仏山 山頂(標高 2,228m、休憩30分)
 10:30 小至仏山
 11:35 鳩待峠 着


初日は「尾瀬ヶ原」の散策、第2日目は「至仏山」登山の一泊2日の日程で尾瀬を訪れました。あいにくの低気圧で悪コンディション、2日目は登れるかどうかお天気次第という状況です。(ひで君レポート)


初日「尾瀬ヶ原の散策」

早朝「鳩待峠」駐車場に到着しました。装備を整え、まずは「尾瀬ヶ原」を目指しますが尾瀬は雪解け前。おおむね雪上歩行となります。

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融雪は進んでいるようですが、見たところ、残雪は50cmはありそう。

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出発して1時間弱で今日の宿となる「至仏山荘」に到着しました。荷物をおろし身軽になって「尾瀬ヶ原」の散策にでかけます。

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「尾瀬ヶ原」は雪原でした

尾瀬といえば、湿地があって、木道があって、水芭蕉を眺めながら高原散策、というイメージですが。ゴールデンウィークの尾瀬はまだ雪に閉ざされています。御覧ください。一面銀世界。アイゼン、スパッツは必須ですね。

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雪原の向こうに尾瀬のもう一つの主峰「燧ヶ岳」が見えるはずなのですがガスによって上部が隠れています。

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一部、雪が溶けていて木道が姿を表していました。

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その下にミズバショウの新芽が顔を現していました。なお初日は天候が回復せず、早々に至仏山荘に戻って滞留することになりました。明日は至仏山へ登れるかどうか、天気が落ち着いてくれますように。

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二日目「残雪の至仏山に登る」

二日目の朝、空は厚い雲で覆われていますが雨は降っていません。雲は高く午前中は大丈夫そうなので至仏山の山頂を目指すことにしました。雪上トレッキングスタイルで7時に至仏山荘を出発です。

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登山路も何もかもすべて雪で覆われていて、どこを歩いてもOK? 山小屋で知り合った方々と一緒に山頂を目指します。なお、残雪期の登山は、貴重な植生を保護するために土が露出しているところの歩行は禁じられています。

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1時間ほど登ると尾瀬ヶ原全体が見渡せるようになりました、昨日はガスに覆われて見えなかった燧ヶ岳も正面に現れました。残雪期に登山できるのは「道路の開通日から5月6日まで」の約2週間のみ、非常に短期間です。5月7日以降は植生を保護するために入山が禁止されます。

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山頂間近です。木道が現れました。正面が燧ヶ岳、左奥に見える会津駒ヶ岳は左右に広がっています。

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登山開始から2時間40分ほどで山頂に到達しました。360度のすばらしい眺望です。

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山頂からの眺望を30分ほど楽しんだあと下山を開始しました。なお、下りは鳩待峠に直接向かいました。約1時間の行程です。

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「至仏山」山頂からの眺め

至仏山の頂上から見える山々をご紹介します。最初に東の方角「燧ヶ岳」を正面に眺め、左にパニングしていきます。

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駒ケ岳(会津駒ヶ岳 2,133m)は北東の方角、平ガ岳(2,141m)は真北の方角です。

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ふたつ並んだ駒ケ岳(越後駒ヶ岳 2,003m)と中ノ岳(2,085m)は北北西の方角。八海山と合わせ、越後三山として知られています。巻機山(まきはたやま 1,967m)は北西の方角。

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南西の方角です。苗場山(2,145m)や谷川岳(1,977m)も見えています。妙高山は遠いので霞んでよく見えません。

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次に南の方角。百名山の一つ、上州武尊山(じょうしゅうほたかやま 2,158m)が見えています。もし晴れていば▽の位置に富士山が見えるはずです。

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最後に南東の方角です。右端は足尾山地の皇海山(すかいさん 2,144m)。続いて笠ヶ岳(2,246m)、錫ヶ岳(2,388m)、白根山(2,578m)は日光の山々、そしてその左後ろに男体山(2,486m)には雲がかかっています。

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