「御在所岳で雪上歩行トレーニング」

2020年2月24日 撮影
Exercising on a frozen mountain trail wearing crampons
at GOZAISHODAKE ,Suzuka Mountains, Japan - Feb.24, 2020
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御在所岳(ございしょだけ)、標高1,212m。鈴鹿山脈の岩峰。日本二百名山のひとつ。
国見岳(くにみだけ)標高2,956m、御在所岳に北側に隣接する。


行程

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日程 2020年2月24日
登頂メンバー Zaucat, Yoshicat
 10:40 湯の山温泉に到着
 11:10 御在所ロープウェイにて山上へ
 11:25 山上公園散策
 12:25 長者池と御嶽大明神
 13:00 御在所岳 山頂
 14:10 レストラン ナチュールでランチ
 15:00 アイゼン歩行訓練
 16:00 ロープウェイにて下山


ロープウェイで御在所岳・山上公園へ

雪山登山の必携品、アイゼンを新規に購入しましたので、いきなり本格的な雪上歩行をするのは不安もあり、まずは斜度のない低山で歩行訓練を行うため御在所岳山上公園を選びました。ここはスノートレッキングコースもあり、練習には最適地です。

昨年開通した四日市ジャンクションから先の新名神を、一路、御在所へ。御在所岳と鎌ヶ岳が正面に現れました! 「菰野湯の山IC」は間近です。

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御在所ロープウェイの乗り場に到着です。なんと、駐車場はほぼ満車、3Fになんとか空きがあってセーフ、少し遅れると危ないところでした。伊勢湾岸道を走っているとき上空はかすんでいましたが、こちらに到着するとピーカン晴れ!

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乗車の列に30分ほど並んで乗れました。山上駅まで空中散歩。白い鉄塔は日本一の高さ、61mです。

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眼下に見える中道登山道のキレットです。登山者が何人か登っていますね。全員ヘルメットをかぶっていますので岩登りの講習会でしょうか。(ロープウェイから撮影)

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この写真もロープウェイから撮影。鎌ヶ岳をバックに巨岩「大黒岩」が見えてきました。いつもここで休憩している登山者がいるのですが、今日も一名。なお、この岩は「一ノ谷新道」の頂上近くにあるのですが、次回登ったとき、風がなければこの岩の上で記念撮影したい(笑)。

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山上公園に着きました。えーーっ! 雪がない! コンクリートの地面がむき出しです。

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御在所岳山上公園を散策

アイゼントレーニング用の雪があるところは後ほどゆっくり探すとして、まずは山上公園の散策です。最初に「富士見岩」の展望台へ。

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「富士見岩」はロープウェイ駅周辺に2つある展望台の一つです。

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少しかすんでいますが四日市市街から伊勢湾、さらに中部国際空港まで見渡せます。

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次に、ソリゲレンデに向かいます。このあたり凍結路になっていて、かなり滑りましたのでスノースパイクを装着しました。一般観光客も歩いていましたが、滑ってころんだ方もあるでしょうね(汗)。

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ソリゲレンデです。狭いゲレンデですが、たくさんの親子連れで芋の子を洗う状態(笑)。なお、今年の異常的な暖冬によりスキーゲレンデは2月16日をもって早々と閉鎖されていました。

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ゲレンデ前に設置された御在所山上公園名物の「氷ばく」です。そして樹氷も! ピーカンの青空が背景に映えます。なお、この樹氷は自然にできたものではなく、氷ばくを作るための水しぶきがあたって出来たものだと、あとで気づきました。

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長者池と御嶽大明神

御在所岳の山頂南側を少し下ったところに「長者池」、そして「御嶽大明神」があります。これまで参拝したことがなかったので足を伸ばします。遊歩道からそれて右の階段を降りたところが長者池です。

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この小さな池が「長者池」。岩の間から水が湧いています。池畔に「八大龍王」が祀られています。明治時代のこと、矢田甚太郎さんという方が池のそばで不眠の行を行った結果、霊気を得て、彼の手で撫でたものはどんな病気でも治ったといいます。その結果、彼は巨大な富を築き、この池は「長者池」と呼ばれるようになったということです。

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遊歩道から長者池への参道です。

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続いて「御嶽大明神」に向かいます。アンツーカ色の歩きやすい遊歩道です。本来、雪で覆われているはずだったのですけどね。

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明治19年に建造された御嶽神社の分社です。なお、御嶽教は江戸時代に覚明によって興された修験道系の神道の一派です。

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御在所岳山頂

御嶽神社に参拝後、御在所岳の山頂に向かいました。途中にあるケルン。

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頂上広場に向かう途中、御嶽大権現を振り返りました。正面に鎌ヶ岳。大権現に向かう散策路はアンツーカの道(左)と階段道(右)の2ルートあることがわかります。

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鈴鹿国定公園記念碑のある広場には鎌ヶ岳を正面に眺めるベンチがありました。

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一等三角点のある頂上モニュメントです。皆さんここでお決まりの記念撮影、順番待ちでした(汗)。

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頂上でしばらく休憩の後、昼食のため山上駅のとなり「レストラン・ナチュール」に向かいます。ソリゲレンデはまだまだ賑やか。

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アイゼン歩行訓練

レストランでランチを楽しんだあと、今回こちらに赴いた第一目的「アイゼンを装着して歩行訓練」をなんとか実行しなければなりません。そのためには雪道が必要。山上公園の周辺で可能性あるのは、国見峠に向かう登山道、あるいは中道です。最初に国見峠への登山道を確認しましたが、雪が少ない。次に中道に向かいました。

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中道を登ってきた方から「8合目から上はアイゼンが必要だった」との情報を得ましたので、ここでアイゼントレーニングをすることにしました。

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アイゼン装着完了。カジタックスの12本爪です。

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最初は平坦、ここは問題なし。

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少し下りたところに絶好の練習場所を見つけました。表面にうっすら雪が乗っていますが、その下は完璧な氷。しかもロープや鎖を頼らなければ登りも下りも出来ない急勾配です。

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一歩一歩アイゼンの歯を氷に突き刺して登っていきます。

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いやぁ、充分、練習になりました。実は上りよりも下りの方が数段難しい(汗)。

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練習完了! 朝陽台広場で記念撮影!

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下山

今回は、雪があるはずの山上に雪がなくて最初はびっくり。でも、練習ができそうな場所をあとで発見して、なんとか初心貫徹できました。

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この日の天気は「てんくら」予想ではCだったのですが、蓋を開けてみるとAに変わり、ピーカンのもと、山上トレッキングを楽しむことが出来ました。

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