立山(たてやま)、雄山と大汝山を主峰とする立山連峰の中心峰。浄土山を含めて立山三山と呼ばれ、太古より山岳信仰の対象、日本三霊山の一つ。山頂に雄山神社を祀る。立山黒部アルペンルートを利用すれば比較的楽に登頂できる3,000m峰。 |
行程 - Itinerary
日程 2022年5月6日
主な目的地 室堂、雄山、大汝山、一ノ越 登頂メンバー Hideicat 06:52 雷鳥荘 発 08:25 一ノ越 09:25 雄山(3,003m) 10:10 大汝山(3,015m) 11:38 一ノ越 12:30 室堂、雪の大谷 黒部アルペンルート |
活動記録と写真集
4年前、雪の大谷に行った際に眺めた立山。当時は登るなんてほぼ考えなかったのですが、今回は登りに来ました。
以前と違うのは、インバウンドが無いので、観光客のほとんどが日本人だったことでしょうか。
今回の行程は、1日目に室堂に入り、その日のうちに浄土山と龍王岳へ行き、雷鳥荘泊。2日目に雄山、そして行ければ大汝山へ。
一ノ越〜雄山、そしてその先の大汝山までは、夏道が多いものの、時折現れる雪道のためにアイゼン、ピッケルはあった方が無難。歩き慣れていて技術が高い人ならなしでも行けちゃうかも、ですが。アイゼンの歯をガレ場ですり減らしながら、アイゼンはつけっぱなしで行きました。
今度行く時は、雄山から別山までの立山縦走、そして劔岳というコースで行きたいな。
(写真とコメント:Hidecat、Webサイト制作:Zaucats)
<室堂から一ノ越へ>
雷鳥荘で朝を迎えました。午前5時前。早起きしたものの、立山が東側なので太陽が顔を出すのは日の出からかなり遅いことに気づく。
奥大日岳の山頂には朝陽が当たり始めていました。
朝食はバイキング。しっかり栄養取れます。たこ焼きなんかもあって、思わず取ってしまった。
雷鳥荘、お世話になりました。
すっかり日が昇りました。この時期は真砂岳方面から昇るようです。
再び雷鳥。のんびり毛繕いをしてました。
奥に見える鞍部が一ノ越。登ります。
昨日降りた道だと思うと、なかなか辛い。
<一ノ越から雄山へ>
一ノ越到着!
雄山へ登ります。ガレ場です。
アイゼンを酷使します。
赤い目印は登りのルート、黄色い目印は下りのルート。うまく分けられています。
赤い目印は登りのルート、黄色い目印は下りのルート。うまく分けられています。
<雄山>
雄山の山頂直下で、昨年あった登山道崩落により、この区間は登りと下りが同じ道に。
雄山の三角点。うしろに見えるのは槍穂高も見えています。
タッチ!
いいところにイワヒバリ?さんがいました。
奥にお社があります。
山頂の標識もここに。3003m。
去年の仙丈ヶ岳以来の3000m峰。
立山三山の最高峰、大汝山へ縦走します。半分強は雪道。途中のガレ場に注意。
右の岩は巻いていきます。
黒部湖が見下ろせる。正面は針ノ木岳と蓮華岳。よく見ると手前のカールにはシュプールが何本も! 雄山の山頂から黒部湖に向かってバックカントリーする人達がいるんだなぁ、おおこわ(汗。でも、裏を返せば、このエリアに立ち入ることが出来るのは雪のある今のみ。
同じ場所を8月に撮影したものです。
雄山から東に伸びる尾根と、富士ノ折立から東に伸びる尾根、との間に挟まれた谷は「御前谷」と呼ばれ、急峻なカールです。なお、ここの雪渓は2012年に発見された氷河で「御前沢氷河」と命名されました。国内で7か所発見された氷河のうちの一つです。(40年前8月に撮影、Comment by Zaucats)
雄山から東に伸びる尾根と、富士ノ折立から東に伸びる尾根、との間に挟まれた谷は「御前谷」と呼ばれ、急峻なカールです。なお、ここの雪渓は2012年に発見された氷河で「御前沢氷河」と命名されました。国内で7か所発見された氷河のうちの一つです。(40年前8月に撮影、Comment by Zaucats)
<大汝山>
大汝山山頂!
鹿島槍南峰(右)と五竜岳(左)。間の稜線は八峰キレット。
白馬三山方面。右に、不帰ノ嶮を挟んで唐松岳。
北アルプス南部。中央の遠く槍ヶ岳、その左に前穂が頭を出している。右は水晶岳。
印象的な左のトンガリは笠ヶ岳。
この標識も、持てます。うしろは剱岳。その右に富士ノ折立。
雷鳥沢方面。泊まった雷鳥荘も見えてます。
雄山まで戻ってきました。
大賑わい。
ガレ場を降ります。
<一ノ越から室堂へ>
降りてきました。岩場をアイゼンで下るのは本当に辛い。
一気に室堂へ。
この景色も見納め
<雪の大谷>
「雪の大谷」に寄り道しました。
この日の最高は16m。
<黒部アルペンルート>
さて、名残惜しいですが黒部アルペンルートで下山します。
大観峰まで下りました。正面の鞍部は東一ノ越。ここから黒部平まで下るルート(夏道)があります。
かつて存在した東一ノ越と雷電駅を結ぶトラバース道(下に伸びるトレースは黒部平への下山道)。大観峰と室堂を結ぶトロリーバスの中間駅「雷電駅」で途中下車して利用した。1998年に登山道が崩落したため廃道となり、雷電駅も2013年に廃止となった。(40年前8月に撮影、Comment by Zaucats)
谷に何やら動くものが。
バックカントリーでした。
黒部湖まで降りてきました。ダムの堰堤から下を眺めると、、、とてつもなく高い。なんと、186mの高さがあります。
下から見上げる黒部ダム。
下ノ廊下を登ってくると、最後にそびえるのが黒部ダムです。川の右岸を登ってきて、写真に見える橋で左岸に渡ります。ここから見上げるダムのなんと高いこと! 階段をダムの上まで、辛い辛い186m。(40年前8月に撮影、Comment by Zaucats)
下ノ廊下を登ってくると、最後にそびえるのが黒部ダムです。川の右岸を登ってきて、写真に見える橋で左岸に渡ります。ここから見上げるダムのなんと高いこと! 階段をダムの上まで、辛い辛い186m。(40年前8月に撮影、Comment by Zaucats)
扇沢駅に到着、遅めの昼食です。おつカレーライス。長野に来たら山賊焼き!
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