塔ノ岳(とうのだけ)、標高1,491mの表丹沢の最高峰。山頂からは富士山や南アルプス、さらに相模湾から東京都心まで素晴らしい眺望が楽しめる。 |
行程 - Itinerary
1日目(2019年3月8日)
登頂メンバー Hide 09:00 ヤビツ峠 登山口を出発(標高 780m) 10:40 三ノ塔(標高 1205m) 11:15 烏尾山(標高 1136m) 11:40 行者ヶ岳(標高 1180m) 12:20 新大日(標高 1340m) 12:40 木ノ又小屋 13:10 塔ノ岳、尊仏山荘 泊(標高 1491m) 2日目(2019年3月9日) 07:00 尊仏山荘 発 07:20 大丸 07:50 小丸 08:15 鍋割山(標高 1273m) 11:15 大倉バス停 帰着(標高 300m) |
塔ノ岳への登り
冬季の塔ノ岳登山をご紹介します。今回は1泊2日のコース、「ヤビツ峠」から登山開始、行者ヶ岳を経由して塔ノ岳を登頂し頂上の尊仏山荘に宿泊し、日の入りとご来光および雄大な山頂からの眺めをを堪能します。2日目は鍋割山を経由して大倉に下山します。(ヒデ君レポートです)
小田急「秦野駅」からバスで登山口の「ヤビツ峠」に到着です。売店や公衆トイレも整っており、駐車場もあるので車の利用も可能です。ここから塔ノ岳山頂まで約4時間のコースタイムです。
初めのうちは勾配も緩やかで楽な登りですが、途中から鎖場もある本格的な登りが始まります。二ノ塔まで登れば視界がひらけ富士山も見えてきます。足元には残雪が目立ち始めました。
塔ノ岳山頂からの眺め
4時間強で広々とした塔ノ岳山頂に到着。かなり雪が残っています。眺望は360度、天気は快晴、すばらしい眺めです。
山頂のすぐ近くの尊仏山荘、今日はこちらに宿泊します。通年営業する山小屋です。
山頂に据えられた「展望盤」です。東から順に時計回りに見ていくと、富士山、南アルプス、八ヶ岳、、、360度の眺望が書かれています! 山だけでなく相模湾、東京湾から房総半島まで。また鎌倉、横浜から東京まで見渡せるのです。東京タワーも見える。すごいですね。
さっそく望遠レンズで覗いてみました。見える見える、都心の高層ビル群が。夕日があたって赤く染まっています。
南側に視線を移すと湘南海岸と江ノ島、長く突き出た三浦半島、その向こうに東京湾と房総半島がぼんやり横たわっています。手前は茅ヶ崎と藤沢の市街地。
塔ノ岳の頂上から見える山々を解説
塔ノ岳の山頂から見える山をご紹介します。なにはともあれ富士山。そしてその右、遥か遠くに連なる真白き南アルプスの稜線。
南アルプスの3,000m峰はすべて見えています。最大限ズームして撮影しました。左(南)から右(北)に順に。聖岳、赤石岳、荒川岳。そして右端に欠けてしまいましたが塩見岳。
南アルプスの中央部。白峰三山の農鳥岳、間ノ岳、北岳。
南アルプスの北部。北岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳。
北東の方角を見るとはるか彼方に八ヶ岳と奥秩父の山々が見えているのですが。
ズームアップすると見えました。左端は南八ヶ岳。残念ながら赤岳は雲に隠れています。そして奥秩父の主峰ははっきり見えました。手前の山のうしろにちょっとだけ頭を出しています。
塔ノ岳山頂・日没、夜景、日の出
17時51分、山頂で見る日没です。富士山の裾野と南アルプスの山並みがつながるところに夕日は沈んでいきました。夕焼けも美しい。
18時40分、まだ暗くなりきらない空、富士山と下弦の三日月。左の明かりは小田原市街。
東側を見ると宝石を散りばめたよう、なんとすばらしい夜景でしょうか。東京都心から横浜まですべて見渡せます。日本三大夜景の一つに加えてもいいかも。
ズームすると都心がはっきり見えました。昼間はかすんでいてよく見えませんでしたが、ライトアップされているのでスカイツリーも東京タワーもその形からはっきり確認できました。
翌朝、6時9分、日の出です。東京湾(その後ろに房総半島)から日が昇り始めました。
富士山のモルゲンロート(モーニンググロウ)。
鍋割山を経由して下山
午前7時、小屋を出発、下山開始です。鍋割山を経由するルートです。下り始めはこの階段が設置してあって歩きやすい!
途中、登ってきた塔ノ岳を振り返りました。山頂に尊仏山荘が見えています。
1時間半ほどで鍋割山の山頂に到着。なお、山頂の「鍋割山荘」は鍋焼きうどんを食べることができる山小屋として知られています。
大倉の里まで降りてきました。早咲きの桜が満開ですね。下山のコースタイムは4時間15分でした。
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