行程
7月15日
06:30 中房温泉を出発(前泊) 07:20 第一ベンチ 07:50 第二ベンチ 08:30 第三ベンチ 09:20 富士見ベンチ 10:10 合戦小屋 11:20 燕山荘(休憩) 12:40 燕岳山頂 13:00 燕山荘 13:15 合戦小屋 13:35 富士見ベンチ 14:00 第三ベンチ 14:30 第二ベンチ 15:00 第一ベンチ 15:30 中房温泉 着 |
写真集
燕岳は近年、とくに女性登山者に人気が高く「山ガール」の聖地と呼ばれています。北アルプスの中では山容が穏やかな山です。そのためか登山者が多く、コースを人が途切れることはありません。
今回は有明温泉に近い宿に前泊し、早朝バスで中房温泉の登山口までやってきました。登山カードを提出して、さぁ出発です。(本稿は、Hidekunの登山記録と撮影写真をもとにZaucatsが解説文を加えたものです。)
肩にある燕山荘までは平均コースタイムは4時間半です。途中には休憩場所としてベンチが4か所と合戦小屋(売店あり)。また途中のトイレは登山口と合戦小屋にあります。登山道は概ね写真のように勾配のきつい単調な登りが延々と続きます。コースタイムの割には疲れを感じやすいので無理をしません。
「第三ベンチ」で休憩して出発しようとしたところ、ご覧のように渋滞しています。連休中でしたので今日は登山者が集中したようです。
「富士見ベンチ」に到着、ここまで出発から3時間弱。富士山が見えました!(黄色い矢印)
「合戦小屋」までやってきました。標高2,350m,燕山荘まであと一息です。ここで小休止。なお、こちらの小屋には売店があり、食事(うどん、パン)や飲み物(コーヒー、豚汁など)などを販売しています。名物はスイカだそうで多くの登山客が注文していました。なお、トイレが改修工事中(仮設トイレでの利用)でした。
稜線の鞍部に槍ヶ岳の穂先が見えました!
ついに「燕山荘」(えんざんそう)が見えました。ここまで登山開始から4時間半です。あと一息。青空の中に見える黒い点はヘリコプター、鳥、トンボです。
「燕山荘」に到着しました。ほとんどの北アルプスの山々が見渡せる絶景です。南側を見れば北アルプスの最高峰、槍、穂高がそびえています。
北側を見ると白く輝く燕岳の山頂が見えます。山塊が花崗岩で構成されているため白く見えるのです。
しばらく小屋で休憩した後、身軽になって燕岳の山頂を目指します。稜線散歩といった感じで山頂まで30分ほど。
少し進むとイルカの頭のように見える岩が現れます。「イルカ岩」です。山頂も近い。遠く槍ヶ岳と穂高連峰もイルカ岩と肩を並べます。
花崗岩の白砂の上に点々と高山植物。
よく見るとコマクサです。かわいいですね。
鞍部から燕山荘を振り返りました。
同じ方角を広角で眺めると、燕山荘から稜線上にルートが見えます。これが「表銀座コース」です。大天井岳(赤い矢印 2,922m)を経由し槍ヶ岳(緑の矢印 3,189m)をめざす人気の高い1日コースです。なお、大天井岳の右のピークは前穂高岳、その右は北アルプスで最も標高の高い奥穂高岳(3,190m)です。大天井岳から左に続く稜線の最後のピークは常念岳(2,857m)。
燕岳山頂にはレリーフがありました。2,763mです。
山頂から北を眺めると立山連峰や後立山連峰が一望できます。黄色い矢印は立山(3,015m)、赤い矢印は剣岳(2,999m)です。その右側、きれいな三角ピークの山は針ノ木岳(2,821m)。
山頂からの眺望を満喫したあと、燕山荘に戻り下山しました。下りは登りの約半分のコースタイムです。
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