「にゅう」、北八ヶ岳のピークの一つ天狗岳の北側に位置し、標高は2,352m。山名は、刈り取った稲を乾かすため円錐形に積み上げた形が「にう」に似ていることによる。山頂は岩峰で大展望が楽しめる。 |
行程 - Itinerary
登山日 2020年1月12日
登頂メンバー Hide 07:46 黒百合ヒュッテ 発 07:51 中山峠(2,410m) 08:07 にゅう 分岐 08:35 にゅう(2,352m)休憩20分 09:50 黒百合ヒュッテ 11:00 唐沢鉱泉 到着 |
黒百合ヒュッテから「にゅう」へ
「にゅう」は白駒池などから比較的楽に登れ、また頂上からの大展望が楽しめる初級者向けの山ですが、今回は積雪期の登頂に挑戦しました。前日、天狗岳に登り黒百合ヒュッテに宿泊、今日は下山の予定ですが「にゅう」は午前中に往復できる距離にあるのでピストン登山しました。(ヒデ君レポートです。Zaucats代筆)
今日は時間に余裕がありますので小屋をゆっくり目に出発です。
朝日のあたり始めた中山峠は黒百合ヒュッテから5分ほどの距離です。ここを左に進みます。
少し進んだところで視界がひらけました。「見晴台」です。昨日登った東天狗岳(中央)と西天狗岳(右)を望みました。。
今日は空全体が雲に覆われていますが、うっすら太陽も見えます。午前中は降らないでほしい。太陽の方角は奥秩父の稜線。
出発して30分ほどで高見石方面とにゅう方面の分岐点です。
雪上のトレースははっきりしていて、随所に赤いリボンがありますので迷うことはありません。
「にゅう」の頂上、岩峰が見えました。なんだか大勢の登山者で頂上が埋まっているような(汗)。
「にゅう」山頂にて
さぁ、山頂に到着です。「にゅう」は山全体が樹林に覆われ、山頂のみ岩が露出している特徴的な山です。標高は高くなく、今回の出発地「黒百合ヒュッテ」(2,395m)よりも「にゅう」(2,354m)のほうが低い(笑)。しかし360度の展望があるのです。
山頂の三角点です。岩の向こうは絶壁、下の樹林が小さく見えます。近寄らないように。
山頂からの眺望です。まず富士山。残念ながら上部は雲の中、裾野だけ見えました。
北アルプスの南部です。奥穂高岳から槍ヶ岳、常念岳、大天井岳など南部のほとんどのピークが望めます。
にゅうのトンガリ岩と硫黄岳、東天狗岳。
北北東、蓼科山の右側に見える浅間山。手前の小諸市、佐久市は雲の下。
望遠で捉えることができた荒船山、東の方角です。後ろにかすかに見えるのは皇海山と男体山。
下山
頂上からの眺めを十分に楽しみましたので下山します。最初は頂上を団体さんが独占でしたが、皆さん先に下山され、頂上を独り占めすることができました。
いったん黒百合ヒュッテまで降りて(いや、本当は登って)、引き続き車を停めてある唐沢鉱泉まで下る予定です。
約1時間で黒百合ヒュッテに到着。休憩なしで引き続き下山します。雪がちらついてきました。
1時間で昨日の出発地、唐沢鉱泉に到着しました。
唐沢鉱泉の近くで見つけた源泉です。湯温は10度と低いため沸かして提供されるので鉱泉と呼ばれます。二酸化炭素泉で、血行を良くする効能があります。
ひとっ風呂浴び、温まって帰路につきました。
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