「にゅう」、北八ヶ岳のピークの一つ天狗岳の北側に位置し、標高は2,352m。山名は、刈り取った稲を乾かすため円錐形に積み上げた形が「にう」に似ていることによる。山頂は岩峰で大展望が楽しめる。 |
行程
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「白駒池からニュウへ」写真集
「ニュウ」は白駒池などから比較的楽に登れ、また頂上からの大展望が楽しめる初級者向けの山です。登りは白駒荘からニュウへ。下山は中山から高見石小屋経由の周回コースです。(ヒデ君レポートです。Zaucats代筆)
<白駒池駐車場から白駒池へ>
早朝に自宅を車で出発、11時過ぎに「白駒池駐車場」到着です。梅雨シーズンで天候は不安定にもかかわらず、また新型コロナウィルスも影響することなく駐車場はほぼ満車でしたが、なんとか停めることができました(汗)。
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駐車場脇の登山口から、さぁ出発。白駒池は幼い頃に一度来たことがあるのですがほとんど覚えていません。
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白駒池までの遊歩道は多くの観光客が歩くため、木道などしっかり整備されています。
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散策路はダケカンバ原生林のなかを通っています。日本有数の苔の森です。なんと485種類の苔が生えているのだとか。
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代表的な「カギカモジゴケ」、木の幹の周りに半月状の群落を作ります。
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20分ほどで白駒池(しろこまのいけ)に到着です。標高2,100mの高地にある池です。池の畔には白駒荘と青苔荘の2つの宿泊施設、そして貸しボートなどのレジャー施設があります。
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<白駒荘でランチ>
白駒荘です。本日宿泊しますので、とりあえずチェックインし、ニュウに登るには不要な荷物を預けました。
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宿泊する部屋は白駒荘の新館です。内部は明るくてきれい。
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本日のランチです。「自家製野菜のカレー」¥1,500。新鮮野菜がたっぷり! ランチメニューとしては他に「自家製野菜の天ぷらそば」や「自家製野菜のパスタ」などがありました。
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屋外では湖畔のテーブルでランチやカフェを楽しむ観光客が大勢でした。湖面にはボートが見当たりません。貸しボートは休止しているのかな?
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写真は白駒荘の本館です。山小屋の雰囲気が残っていますね。
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<白駒池からニュウへ>
ニュウをめざしてトレッキング開始です。白駒池のほとりの散策路をスタートします。
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散策路の途中からニュウへの登山路に入ります。
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苔むす登山路。
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やがて木道に変わります。
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突然ぽっかりと開けた空間が現れました。「白駒湿原」です。ニュウへの先を急ぐので通過。
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道標が林立する場所を通過。「ニュウ」の表記は様々ですね。「にう」だったり、「にゅう」だったり、「ニュー」だったり。
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このあたりから急登になります。
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稲子湯への分岐点を通過。
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青い鳥みーつけた! ルリビタキですね!
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<ニュウ山頂>
ほどなくニュウの山頂に到着しました。出発地の白駒池を見下ろします。標高は2,352mほどで高くありませんが、独立した岩のピークで、360度の展望は素晴らしく、また、白駒池から1時間ほどで登れるため人気のスポットです。
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ニュウ山頂の特徴的な岩峰。この岩の向こう側は絶壁です。南東に向かって眺めています。ふもとは野辺山から清里方面かな。
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南に硫黄岳と天狗岳。
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硫黄岳のズーム。爆裂火口です。
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天狗岳のズーム。東天狗岳(左)と西天狗岳(右)。
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<中山へ>
下山は、中山と高見石小屋を経由して白駒池に下ります。周回コースです。ニュウよりも中山のほうが標高は高いので下山とはいえ登りです。
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色鮮やかなイワカガミ。登山路のあちこちで見かけました。
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シラカバの樹林帯を進みます。足元は苔の道。
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イワカガミの群生、そして遠くに硫黄岳。
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ニュウを出発して40分ほど。ニュウと中山峠・天狗岳をつなぐ稜線ルート上の分岐ポイントです。「中山・高見石」に向かいます。
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まもなくコースは木道に変わりました。
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苔の間にかれんな白い花。コミヤマカタバミでしょう。
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中山へ。
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中山への登り。なお、中山の山頂は樹林の中、展望はありませんので「中山展望台」に進みます。
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中山展望台に出ると視界がひらけました。北横岳、蓼科山方面。
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下ります。
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<高見石小屋>
高見石小屋に到着。木の香りがする良い雰囲気の小屋です。
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名物の「揚げパン」を注文して小休止しました。
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テーブルに小さなお客さん。大きさは5mmほど。たぶん、ホシアワフキかマルアワフキ。小さすぎて焦点がうまく合いませんでした
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<白駒荘>
白駒池へ下ります。
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20分足らずで白駒池の湖畔に帰着しました。白駒池を出発して約4時間の周回トレッキングでした。今夜は白駒荘に宿泊します。
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豪華な夕食!
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そして豪華な朝食!
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雨が降り出しました。かなり強い雨。今日は自宅に戻るのみなので問題なし。帰路につきました。
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大きな切り株の上に小さな木。
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