天狗岳(てんぐだけ)、八ヶ岳連峰のほぼ中央に位置し日本二百名山のひとつ。山頂は東西ふたつあり最高地点は西天狗の2,646m。山名は、東天狗の岩塔が天狗の鼻に似ていることが由来。東面は急峻な絶壁、西面はなだらかな尾根。 |
行程 - Itinerary
登山日 2020年1月11日
登頂メンバー Hide 07:30 唐沢温泉登山口 駐車場 発(1,865m) 08:20 枯尾の峰 分岐(2,140m) 09:15 第一展望台 09:57 第二展望台 10:30 西天狗岳(2,646m)休憩30分 11:10 東天狗岳(2,640m)休憩20分 12:15 中山峠(2,410m) 12:24 黒百合ヒュッテ 到着 |
唐沢鉱泉から西天狗岳へ
秋に登って以来2ヶ月ぶりの天狗岳、積雪期の挑戦です。とはいえ暖冬の影響で雪の少ない年末年始ですが、白銀の登頂ができるかどうかやや心配。今回は、唐沢鉱泉から西尾根経由で西天狗岳へ。そして東天狗岳から中山峠に下って黒百合ヒュッテに宿泊する、という行程です。(ヒデ君レポートです。Zaucats代筆)
自宅を未明に出発し、朝7時過ぎに唐沢鉱泉に到着しました。正月明けは閑散期。道路も混まなくて順調でした。さぁ、出発!
まず西天狗岳を目指すので、ここで橋を渡ります。コースタイムは2時間45分ですが、雪道だとどうかな?
樹林帯の登山道を歩き始めて1時間弱で「枯尾の峰 分岐」です。西天狗岳は左に向かいます。
このあたりから稜線の道になり、視界がひらけてきました。目指す西天狗岳の山頂が見えてきました。。
エビの尻尾がちょっぴり。南八ツも姿を現しました。薄雲があるものの視界良好!
西尾根稜線からの展望
第一展望台に到着。小休止して遠方の山を望遠で眺めます。
南アルプス方面です。雲の向こう、左から、鳳凰三山、北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳。
中央アルプスです。左は南駒ヶ岳と空木岳。中央は檜尾岳。右は順に、島田娘ノ頭、伊那前岳、中岳、木曽駒ケ岳。宝剣岳は隠れて見えません。左端に富士見パノラマスキー場が見えています。
御嶽山!
北アルプスです。左から、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳。大キレットを挟んで南岳、槍ヶ岳。そして常念岳、右端は大天井岳。
西から北にかけて全体の眺め。乗鞍岳から後立山まで北アルプスはすべて見えています。
西天狗岳に登る
西天狗岳を目指して出発。第二展望台を過ぎれば、あと40分ほど。
このあたりが最も勾配があります。新雪がふかふかと積もっていますが、ルートのトレースはしっかりしていますので安心です。あと一息、いやふた息。写真ではわかりませんが、かなりの強風です。
登ってきた西尾根を振り返りました。樹林帯が終わる森林限界は標高2,500mくらいでしょうか。樹林帯の頂点は「枯尾の峰」(1,979m)です。
山頂が見えました。西天狗岳はおわんを伏せたような形、山頂はなだらかです。あとひと息。
西天狗岳から東天狗岳へ
西天狗岳の山頂に到着です! しばし休憩! スカートのように見えるのは防水シェルスカート、Houdini!
360度の景色をしばらく楽しんだあと、次の東天狗に向かって出発。いったん下って、登り返します。正面の小さいピークは根石岳。そのうしろは頂上が平らな硫黄岳、そして右は赤岳。
目指す東天狗岳です。山頂直下が険しそうですね。
このあたりが西天狗と東天狗の鞍部。天候に恵まれましたので稜線漫歩ですね。
東天狗、最後の登り。
東天狗岳から中山峠経由で黒百合平まで
着いた! 山頂は賑やか。でも、冬山は登山者が多いほうが安心です。
振り返って、先ほど登ってきた西天狗岳。
南八ヶ岳と南アルプスの大絶景! 何度見ても、この大パノラマはすばらしい!
山頂での休憩は早々に切り上げ、下山を開始します。中山峠への下山です。広大な樹林帯に向かって下りていきます。
西天狗に比べて東天狗の山頂直下は急峻なので注意しながら下山します。雪庇の踏み抜きは命取りですからね。トレースのないエリアには踏み込まないことです。
先行者に続いて下りていきます。
前にひろがる中山の樹林は広大ですね。その鞍部に目的地の「黒百合ヒュッテ」が見えています。そのすぐ右側が中山峠です。
快調に下山を続けます。明日の予定地「にゅう」が目視できるようになりました。
「中山峠」です。下山開始から45分ほど。右に降りると「しらびそ小屋」、真っ直ぐ進むと「高見石小屋」。黒百合平には左に進みます
峠から5分ほどで今日の宿「黒百合ヒュッテ」に到着です。お昼を少し回っての到着です。黒百合ヒュッテはランチ営業があるので、名物「ビーフシチュー」を食べて温まろう!
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