上高地ホテル「白樺荘」
「白樺荘」(しらかばそう)は、上高地河童橋のたもとに建つ老舗ホテル。 |
上高地から岳沢を登った際、ホテル「白樺荘」に前泊しました。登山者が宿泊するにはちょっともったいないリゾートホテルですが、せっかくですので宿泊レポートします。食事レポートも合わせて。岳沢を登った時の様子はこちらをご覧ください。
河童橋を渡った正面が「上高地ホテル白樺荘」です。一階にはお土産の「ショップ白樺」、くすり屋さん「ドラッッグ白樺」。軽食レストラン「カフェ小梨」、そして博物館「ミュゼ上高地」があります。
ホテルのエントランスです。白樺荘は、前身が創業1927年の丸西食堂「白樺」だそうです。90年以上の歴史があり、上高地でも老舗のホテルなんですね。
こちらが創業当時の古い古い写真です。場所は現在と同じところ! ひとつ上の写真(現在の建物)と比較してみてください。どうです? 現在のエントランス部分は創業時の建物の雰囲気を保っていると思いませんか?
左はホテルのフロント。チェックインを終え、部屋に案内してくださいました。ゲストルーム内の設備の詳細な説明もあり、サービスは徹底しているようです。フロントのスタッフの皆さん、すごく感じの良い方々でした。
今回宿泊した部屋をご紹介します。洋室、和室それぞれ様々なタイプがありますが、こちらはもと和室だったところをリニューアルして洋室に改造した部屋です。ドアを開けて中に入ると上がり框(かまち)があり、障子を開けて入ると洋室でした。随所に和室だった痕跡があります。
屋内の設備は洋室そのもの、しかもクォリティは高い。
コーヒー、紅茶は無料です。十分すぎるほど用意されています。ウェルカムスイーツもありましたよ! ミネラルウォーターも付いていましたので登山に携行しました! あ、また、ミニバーもありますが、こちらは有料。
什器は十分すぎますね(笑)。
リニューアルされたばかりの部屋なのでバスルームも真新しい! たいへん快適に過ごすことが出来ました!
夕食は本格的なフルコースのフランス料理、レストラン「ラ・ベルフォーレ」で。食事の開始時間は17:45からと19:30からを選べますが、明朝は早い出発なので17:45からにしました。こちらがメニューです。
最初に小さなアミューズ「ポークリエット」です。もちろん地元産のワインもお願いしました。フレンチにワインはよく合いますからね。
続いてオードブル。「信州サーモンのピカタ」や「季節野菜のキヌアのサラダ」など。
スープは「蜆のポタージュ、サルディーニャ産ボッタルガ添え」。絶妙な味ですね。おいしい(笑)。
魚料理です。「真鯛と野菜のサフラン風味、ナージュ仕立て」。(ナージュとは:香味野菜と白ワインをだし汁で煮詰め、、生クリームでつないだ黄色のソース) だんだん本格的になってきました。
肉料理です。「アンガス牛のローストビーフ」。脂身のない部分と脂身のセットで。よく熟成されてやわらか。
デザートです。「抹茶もなか」と「栗のアイス」。蓋をしてバリバリといただきました。あーおいしかった!
宴のあと。食事が終わり、みなさん退席されたあとのテーブルです。現在、上高地に所在するあるレベル以上のホテルでは食事のクォリティで競っています。フレンチ、イタリアン、会席料理などそれぞれ特徴を出しておもてなし。宿泊する側としてはたいへんありがたい。
朝食も夕食と同じレストラン「ラ・ベルフォーレ」です。ビュフェスタイルで。早く来た順に窓際に席に座ることができます。絶好の席を確保することが出来ました!
ほら、このすばらしい絶景! 岳沢を眺めながら食事できるなんて! 外はテラスになっていてテーブルが置かれています。外で食事はできるのですが、さすがにこの季節はだれもいません。あとでデッキに出てみると、ブルブル、霜が降りていました!
和食を中心に盛り付けました。もちろん、洋食系の料理もたくさん並んでいました。一の皿を済ませたあと、おかわり。
白樺荘のデッキと早朝の穂高の山並み(ここから写真は大きなサイズです。パソコンで見ると大きく表示されます。)
稜線をズームアップしました。中ほどの尖った山は「天狗の頭」。奥穂高岳は右端です。
穂高側とは反対方向を眺めると、霞沢岳がそびえています。
河童橋を渡ったところからの眺め。橋の左たもとは白樺荘の建物です。
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