「イプシロン 2013年12月のディナー」 "Ristorantino IPSILON" , Mikatabara, Hamamatsu
December 2013 |
おいしい料理はしばしばひとを幸せにする。刹那的な快楽だとは思うが、マズローの欲求5段階説のトップにあるのだからしかたがない。「美味しいものを食べたい」は人間の本質であろう。
ここイプシロンの料理は至福のひとときを与えてくれる。お若いオーナーシェフが腕によりを掛けて作り上げるイタリアン。さあ、いただきまーす。
テーブルにつくと、予約客それぞれの名前入りで本日のメニューが用意されていました。
まずはワインで「乾杯!」
最初の一品は「アルプスサーモンのフラン、青海苔風味のソース」、カップの底にサーモンが敷き詰められています。フランはフランス料理でよく出される前菜ですが、こちらのシェフはフランス料理店で長年修行されていたとか、なるほど、ですね。
前菜の盛り合わせ、左上は「穴子のチプッダーダ、サラダ添え」、右上は「ブルーチーズのケーキ」と「ケシの実をまぶしたフォアグラのムース」、左下は「海老とエビイモのコロッケ」。
「穴子のチプッダーダ、サラダ添え」です。
「山椒七味を練り込んだ手打ちのファルファッレ」
左は「紅乙女(薩摩芋)のポタージュ」、右は「太刀魚と帆立のロール」
メインは「鴨肉のロースト」、付け合せは菜の花などの温野菜です。
デザート「マチュドニア、ホワイトチョコレートのムース、葡萄のエスプーマ」、エスプーマとは泡立てを意味します。泡立てぶどうジュースがかけられた果物とムース。
食後の飲み物としてコーヒーを選びました。それぞれのテーブルの料理がひと通り終わった頃、オーナーシェフが厨房から出てこられ、順にテーブルを回られました。私達のテーブルに来られしばし談話。前回ランチに来た時の私達を覚えておられました。うれしい。
今夜出された料理はすべて丁寧に手のかけられたものばかり。運ばれてくるたびに「うわぁ!」と歓声が上がり、口にして2度めの歓声。あーおいしかった!
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