「イプシロン」2016年3月のディナー

誕生会など家族のアニバーサリーにいつも利用させていただく Ristorantino IPSILON、今回は少し遅くなった誕生会です。いつもの「おまかせコース ￥3,500」をお願いしました。

最初に「前菜プレート」です。左は「三方原ジャガイモを用いたニョッキ」白ミルガイも使われています。口に含むとうまみがぱっと広がり、ワインに良く合います。右は名古屋コーチンのロースト。ガラスプレートの下には、なんと花が敷かれています。

おなじみイプシロンの自家製パン、今日はじゃがいもパンです。料理を邪魔しないように、なるべく主張しない味にしたのだそうですが、これだけで十分美味しい。なんどもおかわりしました。

もうひとつの前菜、小皿の盛り合わせです。左から「新玉ねぎとフォアグラのブリュレ」底にはイチゴジャムが敷かれていました。甘さがよく合いました。真ん中は「ホタルイカのロワイヤル」。右は「人参、ズワイガニのサラダ」上に乗っているのはトマトのジュレ。

「手打ちガルガネッリ」、青森産のイカとホタテが使われています。ソースはこってり、いい味。最後の一滴までパンにつけていただきました。（フランス料理店において、パンに残ったソースをつけていただくことは決して悪いマナーではない、と昔々パリでフランス人に教わりました。なお、公式なディナーではやめておいたほうが良いでしょう、とのこと。）

「オマール海老のソテー」、ブロッコリーと菜の花のピュレ。

「赤かぶのポタージュスープ」　この辺りまで来ると「これだけ色んな素材を使い、事前の仕込みも大変だろう、お店として採算取れているのか心配」と余計なことまで考えてしまいます。いや店舗経営はマスターにお任せし、私達お客は美味しいものさえ食べることができれば、ただただそれで良い！　ですね（笑）。

メイン料理は「仔牛すね肉のビール煮込み」

デザートは「マスカルポーネのムースを包んだクレープ」、中程はリング状の焼物でクレープの上部を縛ってあります。その上に載っているグリーンはキウイのシャーベット、さらに上に焼菓子。

今日も特別なお料理を堪能させていただきました。浜松には多くのフレンチ、イタリアンのレストランがありますが、こちらの味にかなうところがあるのでしょうか。多種多様な素材、しかもすべて素材そのものを活かして調理されています。だからいい味。あーおいしかった！　ごちそうさま。