数年前までは数ある京都の観光スポットの一つでしかなかった「伏見稲荷大社」。2014年以降4年連続で海外観光客に人気No.1となりました。人気沸騰して以降の初参拝です。そういえば数年前、京都の街中でドイツ人観光客から、伏見稲荷には自転車でどうやって行くのか聞かれたなぁ。今になって思えば、伏見稲荷は彼らにとって観光聖地「a must visit」だったんですね。
JR「稲荷駅」を降りると真正面に一の鳥居。うわっ、すごい観光客。それも噂通りほとんど外国人。
楼門前です。一見日本人に見える方々も近くで観察すると(言葉を聞くと)韓国あるいは中国からの観光客です。伏見稲荷において日本人は少数派。なぜこんなに海外観光客にとって人気スポットになったのでしょうか。なにか火付け役があったに違いありません。
舞殿です。
うしろを振り返ると、途切れなく観光客がこちらに向かってきます。今日は例祭の日でもないのに。
「なぜ人気なのか」に話を戻します。いろいろ調べてみたところ一致した意見は「千本鳥居はインスタ映えする異次元の光景、これが人気の連鎖を生み、さらに旅行サイト・トリップアドバイザーで人気一位になった」ことが拍車をかけました。
拝殿の後ろに本殿があります。「稲荷造」です。応仁の乱によっていったん焼失しますが1499年に再建されたものがこちらです。
本殿の左側階段を登っていくと末社が多く並び、その最奥に「千本鳥居」の入り口があります。
千本鳥居が見えてきましたね。ここから延々と鳥居のトンネルが連なり、稲荷山を一周することが出来ます。所要時間は約4時間。鳥居の数は千本どころが1万本以上、現在も増え続けています。なお稲荷山を一周するコースは「お山めぐり」と呼ばれていますが、今のように参拝者が多くなかった頃に一周しました。その時のレポート 「お山めぐりルート紹介」はこちら。
さて、お山めぐりのルート途中にある「熊鷹社」までを軽く往復して降りてきたところが「納札所」。おや、かわいい黒にゃんこさんがいますね。
海外観光客の幼い女の子。クロちゃんはなでてもらっています。
納札所に隣接して工事の塀が設置されていました。掲示されていた説明書きによると建設中の「参拝者用休憩所」でした。近いうちに供用され、お山めぐりで疲れた足を休める場を提供してくれることでしょう。
本殿近く、土産店のとなりに新しいトイレが出来ていました。何しろ年間数百万人の参拝者があるのでトイレはたくさん必要です。
帰路は商店街を抜けて京阪電車の伏見稲荷駅に向かいます。時刻は午後5時をまわったところですが、片付けを始める店が目立ちます。閉店が少し早すぎませんかねぇ。境内にはまだたくさんの観光客がいますから。
京阪電車「伏見稲荷駅」です。踏切を渡って京都方面の改札口へ。
電車に乗って車両内を見回すと、あらら、日本人の乗客は私達のみでした。(誇張ではありませんよ。)
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