「西尾八ツ橋 本店」NISHIO-YATSUHASHI, Kyoto Sweets, Kyoto | |
「西尾八ツ橋 本店」(にしおやつはし ほんてん)は京銘菓「八ツ橋」の老舗。聖護院にあった「八ツ橋屋梅林茶店」が原点。1689年、橋の形の煎餅が誕生。明治期、十二代目・西尾為治は世界各国の博覧会で数々の賞を受賞。本店は 春日北通り 、聖護院門跡の西側に位置する。
・京都市左京区 聖護院西町7(本店) |
京銘菓「八ツ橋」は現在数種類のブランドがありますが、最も古くからある「本家 西尾八ツ橋」の本店を紹介します。場所は丸太町通の一本北側、春日北通り、東山通東入ルです。
老舗の京菓子だけあって、お店も歴史を感じさせます。
ショーケースの左側にはお店の由来に関する品が展示してあります。
さらに左に目をやると聖護院門跡から譲り受けたという大門扉が壁にかけられていました。
ショーケースにはお馴染みの品々が並びます。私は生八ツ橋よりも昔からある硬いニッキが好きですが。
のれんには法螺貝がデザインされています。西尾八ツ橋が建っているこの地は聖護院門跡のお膝元。聖護院といえば山伏のお寺。山伏といえばホラガイですからね。
今回、お店で購入したのはバナナ八ツ橋。従来のニッキ味の八ツ橋とミックスで入っています。
パッケージが面白い。鳥獣戯画のお猿さんがバナナをかついで走っています。
西尾八ツ橋の里
西尾八ツ橋本店の東隣は「西尾八ツ橋の里」。この建物は当初、財界人、河原林樫一郎氏の邸宅として1919年に建てられましたが、のちに東芝の保養所として利用したりもしました。これを西尾八ツ橋が購入し、お食事処・甘味処として内部が公開されています。中の一室が西尾八ツ橋の歴史をたどる数々の品が提示されています。
こちらが展示室です。大正期の洋室です。
ガラスケースには、万国博で受賞した症状など、数々の歴史的な品々が展示されています。
八ッ橋屋為治郎が文政7年(1824年)、熊野神社に奉納した絵馬も展示されていました。
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