「竹久夢二・寓居の跡」は、清水寺参道の一つ、二寧坂にあります。産寧坂から二寧坂に入り、階段を降りてすぐ左手、夢二を偲んだ「港屋丹波黒」というお店の軒下に石碑が立っています。このお店は木版画や絵葉書などの夢二グッズのほか、「きんつば」も店頭で焼いて売っています。また、この店の左隣には、夢二も通ったという「ぜんざい・おしるこ」の「かさぎ屋」。(夜の訪問のため、お店はすでに閉店していました。)
夢二が描いた美人画の挿絵は、だれもが一度は目にしたことがあると思います。有名ですね。夢二は大正3年(1914年)、東京日本橋の紙問屋の一人娘「彦乃」と運命の出会い、恋に落ちましたが父親の反対により京都に逃れた先がここ、二寧坂です。1915年の事。
結局、この下宿屋には2ヶ月しか滞在していませんが、夢二と彦乃は至福の日々を過ごしたとのことです。
なんとも落ち着く二寧坂の街並み。階段の方向を眺めました。左はお香の「二井三」。
竹久夢二の作品を見たいという向きにおすすめが、喫茶「五龍閣」。二寧坂から産寧坂を登り、さらに清水寺に向かって清水坂を登ります。途中に右に入ると建物が国の登録有形文化財に指定されている「夢二カフェ・五龍閣」です。店内には夢二の様々な作品が展示されています。(五龍閣レポートはこちら)
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