新京極「安養寺・さかれんげ」特別公開

2016年11月4日 撮影
AN-YOJI Temple "Sakarenge", Shinkyogoku Kyoto - Nov.4, 2016
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安養寺(あんようじ)、通称は「さかれんげ(倒蓮華寺)」、本尊は阿弥陀如来。1018年、恵心僧都が創建した華台院が始まり。本尊の台座・八葉蓮華が逆さまであるため倒蓮華と呼ばれる。女人往生のご利益がある。「新京極8社寺」のひとつ、境内自由。
 ・京都市中京区新京極蛸薬師下る map
 ・TEL 075-221-4850
 ・四条河原町から新京極アーケード上ル、徒歩5分
 ・境内自由

第52回京都非公開文化財特別公開として「安養寺・さかれんげ」が公開されました。1年前に御朱印をいただくため参拝したのですが、その折は御本尊が開廟されておらず「さかれんげ」を見ることが出来ませんでした。

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今回は拝観料¥800が必要ですが、「さかれんげ」をしっかり拝むことが出来ました。なお、境内および本堂内は撮影禁止のため写真はありません。

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本堂は階段を上がってビルの2階です。いつもは閉ざされている本堂のガラス戸が開け放たれていました。(写真は前回の参拝時のものです。左のガラス戸の中が本堂。)

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本堂に入ると正面には御本尊・阿弥陀仏の厨子が開廟されています。また、本堂内の壁面には多くの寺宝が展示されていました。なお、御本尊の蓮華(台座)は正面から見えません。右に回り込むことで開いた横の扉からご本尊の全身を拝むことが出来、蓮華が逆さまであることをしっかり確認できました。

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通常の蓮華は蓮の花ですので花弁が上向きです。ところがこちらの蓮華は花弁が下向き。なぜこのようになったのか。安養寺を開いたのは恵心僧都、その母は女人往生を願って阿弥陀如来像の製作を依頼しますが台座が何度も壊れてしまいます。

その後、夢に現れた阿弥陀仏が「男子の心の蓮花は上に、女子の心の蓮花は下に向かい逆さまである。」と説明したことをヒントに台座を逆さまにしたところ阿弥陀像が無事完成しました。これが「倒蓮華・さかれんげ」の由来です。




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