「葵祭 行列」撮影 2009年5月15日
AOI MATSURI FESTIVAL, Kyoto - May 15 2014
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「葵祭」(あおいまつり)は正式名称が賀茂祭、上賀茂神社と下鴨神社の祭りで平安時代から続く伝統行事。5月15日、平安装束を身にまとった行列が京都御所を出発し、下鴨神社を経由し上賀茂神社に至る。京都三大祭りの一つ。 |
葵祭の起源は567年、荒れた天候によって作物の生育が悪く、欽明天皇の命により上賀茂神社で駆競(かけくらべ)を行ったところ五穀豊穣となった、というのが始まりだそうです。平安時代に入って国家的行事となり、源氏物語には見物のための場所取りの争いが書かれています。1200年以上の歴史を刻む伝統の行事なのです。
行列(正式には「路頭の儀」)は10時半ごろ京都御所の建礼門を出発、丸太町通を東進し河原町通を北上、出町商店街のところで右折して出町橋を渡ります。写真は出町橋を渡ったあと下鴨神社の参道に入るところで撮影しました。
京都府警の騎馬隊を先頭に、乗尻(のりじり)左右各3騎、検非違使、山城使、御幣櫃(ごへいびつ)、内蔵寮史生(くらりょうのししょう)と続き、写真は牛車(ぎっしゃ)です。本来、勅使が乗る車ですが現在は乗っていません。
あとに続くのは、御馬(おうま)、和琴(わごん)、舞人(まいびど)、陪従(べいじゅう)、内蔵使(くらづかい)と続き、写真は勅使(の代理)です。
風流傘が2つ続きます。ここまでが「本列」。
引き続き「斎王代列」です。命婦(みょうぶ)が先頭。
さらに、女嬬(にょじゅ)、斎王代。肝心の斎王代が乗った腰輿(およよ)の写真がありません。失礼!
騎女(むなのりおんな)、騎馬に乗った6騎の巫女です。勇ましい姿ですね。
蔵人所陪従(くろうどどころべいじゅう)
命婦(みょうぶ)
牛車(ぎっしゃ)の辻回しです。さて、今回の見学は出町橋を渡ったところでしたが、写真の通り、歩道は見物人で埋まっています。ゆっくり人混みを気にせず見学したいなら、上賀茂神社に向かう途中、賀茂川沿道からの見学をおすすめします。
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