今日は5つの山鉾が曳初め(ひきぞめ)です。岩戸山、船鉾、放下鉾、南観音山、北観音山、これらすべてをみぃさんがレポートしてくれました。
午後三時に曳き初めスタートです。まずは新町通仏光寺下ル岩戸山町の「岩戸山」から。「天の岩戸」の神話にちなんだ曳き山です。
次は新町通綾小路下ルの「船鉾」です。神功皇后の新羅出船に由来する鉾です。船の先頭には「鷁(げき)」と呼ばれる想像上の鳥が飾られています。幅2.7mもある! この船は江戸時代天保年間に造られたものだとか。。写真は曳き始めたところ。逆向きに曳かれています。
中京区新町通四条上小結棚町の「放下鉾」。かつては長刀鉾と同様に稚児が乗っていましたが、昭和4年以降は稚児人形にかえられたそうです。放下鉾は「くじ取らず」のひとつです。
中京区新町通錦小路上ル百足屋町の「南観音山」です。ムカデ屋町にちなんで、皆さん背中に「百」の書かれたTシャツを着ていますね。年始の保存会の会合で「今年はどんな浴衣のデザインにするか」決められるんだそうです。この「百Tシャツ」もその時に決まったデザインでしょうね。
北観音山の観音様は男性ですが、南観音山は女性なんだそうです。山鉾を飾る絨毯はどれを見てもたいへん美しいですね。南観音山も「くじ取らず」のひとつです。
次は中京区新町通六角下ル六角町の「北観音山」です。かつて(応仁の乱の頃)は隣町の南観音山と1年交替で山を出していたと伝えられています。
「前懸は19世紀のメダリオン中東連華文様ペルシア絨毯,胴懸はトルキスタン絨毯,後懸は19世紀の中東連花葉文様ペルシア絨毯」だそうです。(北観音山のHPから引用)
こちらの町では「北」の字をあしらったおそろいの黒いTシャツです。北観音山も「くじ取らず」のひとつです。
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