祇園祭 2019
花傘巡行 その1「先祓」HANAGASA JUNKOU, Gion Festival 2019, Kyoto
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7月24日、祇園祭の後祭・山鉾巡行に先立ち「花傘巡行」が行われます。昭和41年に後祭が前祭と合併した際に後祭りを補う形で始まったのがそもそもの始まりですが、後祭が復活した現在も引き続き行われています。花傘は山鉾の古い形で、疫病を退散させる目的で始まりました。今回はくじ改めが行われる御旅所の付近で見学し、多数撮影しましたので詳しくご紹介します。
四条寺町「御旅所」
花傘巡行は10時に八坂神社石段下をスタートしました。四条通はすでに車両通行止めになっていて、歩道には多くの観光客が巡行列の到着を首を長くして待っています。まもなくやって来そうです。
四条寺町の御旅所です。祭りの期間中、八坂神社の神輿三基(すなわち祇園社の神様)がここに鎮座しています。そして本日の夕刻、八坂神社に帰っていきます(還幸祭)。このあとやってくる後祭の山鉾には、神輿が八坂神社に帰る経路を露払いする意味合いがあります。
御旅所の前にはテントが設置されています。花傘巡行のくじ改めがテントの前で行われるのですが、巡行列の各鉾の並び順は固定化されているので特段改めなくても良いように思うのですが。いや、山鉾巡行と同じ扱いで改めたいのですね(笑)。
クジの改の奉行役もテント内にスタンバイ。
「先祓」
10時20分頃、花傘巡行の先頭がやってきました! 「先祓」ですね。これからやってくる多くの花傘や神輿たちの行く手を露祓いするのです。
「先祓」はもちろん「くじ改め」をしません。
巨大な大麻(オオヌサ)を携えていますね。これで巡行列が進む道を祓い清めるのですが、いよいよ1,000名に及ぶ花傘巡行がここからスタート。
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