祇園祭 2019
花傘巡行 その14「鷺踊、万灯踊、祇園囃子」HANAGASA JUNKOU, Gion Festival 2019, Kyoto
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7月24日、祇園祭の後祭・山鉾巡行に先立ち「花傘巡行」が行われます。昭和41年に後祭が前祭と合併した際に後祭りを補う形で始まったのがそもそもの始まりですが、後祭が復活した現在も引き続き行われています。花傘は山鉾の古い形で、疫病を退散させる目的で始まりました。今回はくじ改めが行われる御旅所の付近で見学し、多数撮影しましたので詳しくご紹介します。
「鷺踊」
花傘巡行も終盤です。真っ白な装束を身に着けた鷺踊のみなさんがやってきました。
祇園万灯会による花傘が先導します。
京都の鷺踊りは長年途絶えていましたが、島根県津和野に伝承されていたものを京都に逆移入し、復活しました。小学校の高学年から中学生くらいの男の子が踊りを担当します。
お子さんが巡行に参加する場合は原則としてお母さんが同行します。皆さん着物姿。
随所で背中の鷺の羽を広げて見せてくれますが、御旅所あたりでは残念ながら見せてくれませんでした。八坂神社の舞殿で踊りを奉納するときは、頭に鷺のかしらをかぶって踊ります。暑いからでしょうか、巡行するときはかぶりません。
「万灯踊」
続いて祇園万灯会の女の子たちによる「万灯踊」です。
「祇園囃子」
花傘巡行の最後尾は「祇園囃子」ですが、今年は趣を変えて弥栄雅楽会による「雅楽」です。
例年ですと、どこかの山鉾町のお囃子隊が担当するのですが、ことしはコンチキチンではなくショウとシチリキ、度肝を抜かれた見物客も多かったと思います。
「最後尾は救護車」
花傘巡行の真の最後尾は救護車でした(笑)。さて、歩道の皆さんの視線は車の後方に一点集中! そう、後祭の山鉾が近づいてきたのです! 歩道を埋める見物客のみなさんにとって、これが最後尾ではなかったのです。
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