新町通は狹い一方通行の道にもかかわらず、大型の山鉾が目白押し。そのひとつが北観音山です。
この長い棒は何だと思いますか? 山建てを見学すればすぐに答えがわかります。何トンもある山をテコの原理で持ち上げて、車輪を取り付けるときに使うのです。天保年間の銘が入っていますね。180年ものあいだ使われてきたのですね。
このムービーは分解するときのものですが、すべて人力で組み立て分解作業を行うんですね。当たり前といえば当たり前ですが、この手順は何百年ものあいだ守り継がれてきました。
「せーの、よいしょ」の掛け声もだてではありません。音頭を取る人が力を加えるタイミングを図っているのです。
破風うらを飾るツル。
こちらも。
北観音山の倉庫は道路から奥まったところにあります。
資材の出し入れは、なんと2階から。会所の2階とつながっています。
下水引(一番上の部分)は「金地関帝祭の図」
このムービーは2010年の撮影です。北観音山について歩き、無事に会所に帰着しました。巡行を締めくくる最後のお囃子と、最後に全員で「おつかれさま〜〜」、熱い中4時間にも及ぶ引き回し、お疲れ様でした。
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