山鉾巡行の最後尾は?
前祭も、後祭も、山鉾巡行の最後尾、といえばパトカー。警備のために付いて走っています。警備、お疲れ様です。
いや、他にも車が何台か。高所作業車です。これらは「祇園祭 交通信号作業車」です。目抜き通りの通行止めを最短時間で終わらせるため、巡行列が通り過ぎた直後、すぐに交通信号機の転回作業を行うのです。
交通信号機の転回作業
山鉾は背が高いため、道路の中ほどまでせり出した信号機に当たります。そのため巡行列がやってくる直前に回転式信号機を回して道路奥に引っ込め、巡行列が通過した直後にもとに戻します。さあ、回転作業が始まります。
クレーンに乗った2名の作業員が手動で「よいしょ」と信号を動かします。
「よいしょ、よいしょ」 大勢の見物人が下で作業を見守っています。
作業完了。通りのすべての信号機をこのように回転してもとに戻すのです。一つ一つの作業時間はわずか。あっという間に四条通の信号機はもとに戻り、通行規制は解除されました! かつて京都市電が道路の中央を走っていた頃、この方達の仕事は信号機回転のみならず架線の撤去/再配線もあったそうですよ。
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